チュニジアの観光旅行の安全性、治安の注意、外務省が勧める安全対策は?

シディ・ブ・サイド(チュニジア)©Татьяна Чернышева from Pixabay

「フレンチ・アラブ」と呼ばれるおしゃれな異国情緒が豊かで、少し旅慣れた人の行き先として人気の高い旅行先、チュニジア。

イスラム教の国、また、過去数年間の政情など、治安や安全性が心配になるのでないでしょうか?

この記事では、「旅行先としてチュニジアは大丈夫?」「安心してチュニジア旅行をするために知っておくべきことは?」などの疑問を持った人へ向けて、チュニジアの治安や安全性、安全対策についてまとめました。

これらを知って、是非、満足のゆく行き先選び、チュニジア旅行を実現させてください♪♪

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チュニジアの治安や安全性、安全度を知るために

チュニジアは観光立国。観光は国の政策の中でも最も大切にされている産業の一つです。

2010年くらいまで、チュニジアは全世界のイスラム教の国の中で「最も安心して旅行できる国」の一つとされていました。

チュニジアの国の基礎がつくられた1881年 – 1956年の間、フランスを保護国として、フランスの政治制度、教育システム、経済システムを取り入れてきました。

そのため、アラブ人を中心とするイスラム教の国でありながら、欧米的な考え方に対して比較的理解があり、柔軟性のある国民性だったと言えます。

今もチュニジア国民の大部分はそうでしょう。

しかしながら、様子が変わってきたのが2011年秋の「アラブの春」以降です。

アラブの春」は、2011年初頭から、中東・北アフリカ地域の各国で本格化した一連の民主化運動のことです。

この変動によって、チュニジアやエジプト、リビアでは政権が交代し、その他の国でも政府が民主化デモ側の要求を受け入れることになりました。

中東や北アフリカのイスラム教の国の政治を一言で語ることは難しいですが、アラブの春以降、世界のアラブ圏(イスラム教の国の地域)全体が政情不安になったのは確かでしょう。

ハビブ・ブルギバ通り/チュニス(チュニジア)

そして、その2015年3月、首都チュニスで「バルドー博物館襲撃事件」が発生しました。

それから3年以上がたち、チュニジアの情勢も落ち着きはじめ、2018年にようやくチュニジア訪問を再解禁する動きが出てきました。

外務省、チュニスなどの危険レベル引き下げ、治安が改善(Travel Visionニュースより抜粋)

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チュニジアの治安情報は外務省海外安全情報から

訪問国の安全性(政治情勢や治安)を知る情報源としては、公的機関である外務省の海外安全情報の最低限チェックしておきたいところです。

海外での日本人の保護という観点で、外務省が現地大使館や各国政府機関から集めた情報をもとに記載されています。

外務省は世界各国の危険レベルを1~4段階で示しており、「2以上の地域は渡航を控えて下さい」としています。

「レベル1(十分注意してください)」の地域は、渡航を禁止するものではないが、十分な情報収集を行い、注意をはらってくださいというものです。

一般的に世界各国「レベル1(十分注意してください)」に該当している地域は多く、レベル1までは、旅行会社もパッケージ・ツアーなどを組んでいます。

2019年現在、チュニジアの主だった観光地はレベル1(十分注意してください)ですが、場所によってはレベル2、レベル3のところもあります。

チュニジアの現在の危険度を見る(外務省サイト)

危険情報に関しての注意点

注意点の1つは、これらの危険度が都度、変動してゆくことです。

何か一つ大きなテロや不穏な流れがあると危険度が引き上がったり、下がったりします。

もう1つは、同じ国の中でも、地域によって危険度にばらつきがある点です。

つまり、同じ国の中でも地域によって「レベル1:十分注意してください」でも、別の地域は「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」という場合もあります。

たとえば、首都チュニスは「レベル1:十分注意してください」だが、隣国リビアとアルジェリアとの国境沿いは「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」という場合もあります。

旅行計画時、出発時に再度、更新情報がないか、このページの確認をしておきたいですね♪

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チュニジアの治安:スリなどの一般犯罪は多い?

もともとイスラム教の国、アラブ諸国は、欧米と比べれば貧富の差が少なく、イスラムの戒律も厳しいため、スリや強盗などの一般犯罪は少ないとされています。

しかし、チュニジアは観光立国。多くはないにしても、観光客狙いのトラブルがないとは言えないようです。

たとえば、外務省の情報によれば、日本人がひったくりやスリに遭ったケースもあるようです。

しかし、これについては、事前に現地の状況を知っておき、旅行中に十分注意をはらうことで、ほとんどは避けることのできる類のものとも言えます。

トラブルの多くは不用意とか無防備が原因のようです。

チュニジアでの一般的なトラブルついては、外務省の下記のページが参考になるでしょう。

いろいろと怖いことが書いてありますが、それを知ることは、安全に旅行を楽しむことにつながるのではないでしょうか♪♪

各バナーで項目ごとに分かれており、「犯罪発生状況、防犯対策」をクリックすると、内容を見ることができます。

外務省 チュニジア安全対策基礎データ

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チュニジアの観光旅行の安全対策は?

チュニジアで一番気になるのは、身近なトラブルよりも、政治情勢の悪化によるテロに巻き込まれてしまうことかと思います。

旅行前後の政治情勢の変化をチェックし、テロが発生する可能性の高い場所を予測することで、できるだけそのリスクを避けることは可能なのでないでしょうか。

それについては、外務省の下記の情報が参考になります。

テロ・誘拐情報

安全の手引き

△この「安全の手引き」の中には、以下の文言があります。

(2)テロ被害防止対策

テロの被害から身を守るために平素から注意して頂きたいことは以下のとおりです。

(ア)テロの標的となりやすい場所(外国人が集まるレストランや不特定多数の者が集まる場所,政府・軍・警察関係施設等)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,「おかしいな」と感じたらその場を離れて下さい。

(イ)不審物を見つけたときは,近づかず,現場を離れて下さい。

(ウ)外務省の発出するテロ情報等最新情報の入手に努めて下さい。

(エ)過去に世界で発生した大規模なテロ事件は,ラマダン期間中(特に金曜日)が多いため,ラマダン及びイード期間中やその前後は従来以上に安全に注意して下さい。

引用元:在チュニジア日本国大使館「安全の手引き」より

また、チュニジアと似た状況のモロッコでは、安全対策として以下の表記もあります。

一般的に標的になりやすいのは次のような場所です。

● 混雑する時間帯の大規模商業施設や市場
● ユダヤ,欧米(特にフランス,米国)に関連した施設,教会等の宗教関連施設,飲食店
● イスラム教の教義に反する施設(バー,ディスコ,カジノ,酒類売場)
● 上記のうち,特に大通りに面し多人数が集まる場所
● 大規模デモ,宗教的な祭り
● 政府関連の施設・企業

「たびレジ」の情報配信サービス

もう一つ、やっておきたいことがあります。

渡航中に外務省から最新の安全情報を日本語で受信できるサービス「たびレジ」への登録です。

旅行中にその国の中で何か発生した場合、メールが配信され、在チュニジアの日本大使館と情報共有がされます。

情報の少ない国ほど役立ち、また、自分の身や同行者に何かあったときの安否確認にもなるシステムです。

「たびレジ」のサイトの登録画面はこちら

外務省の安全情報を見るときの注意点

上記で紹介している情報を読むと、怖くなってしまうかもしれません(笑)

公的機関(外務省や大使館)は、日本人の保護を仕事や義務として、何も事件が起こらないことを願う立場。

なるべく厳しい情報をあらかじめ伝えることで、無理な旅行を抑制したり、現地で気を引き締めてほしいという意図が込められてるように思えます。

「少しでも危険があれば、、危ない橋は渡らないでほしい」と公的機関が願うのは、止むをえないことです。

しかし、それだけで、全面的に危ないと決めつけてしまう必要はないかもしれません。

現地では普通に地元民の生活が行われているわけですし(危険度2とか3以上は別ですが)、旅行機会も一期一会です。

旅行者としては、ネガティブな情報は知っておきつつ、冷静に考えることも必要ではないでしょうか。

チュニジアの安全性、治安など まとめ

日本では馴染みがなく、情報も少ないチュニジアだからこそ、情報収集はより入念にしておきたいところですね。

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