成田空港の近くにある「航空科学博物館」。
飛行機に関心の人、親子連れ、デートスポットとしても楽しい場所です。
館内はとても見ごたえがあり、じっくり見学、体験すると半日かそれ以上、過ごせる場所です。
「紙ひこうき教室」など子ども向けの体験型イベントもあり、飛行機好きには楽しい場所です。
早速、ご紹介します!是非ご覧ください!
目次
場所と行き方
成田空港のターミナルからは約5~6km。
成田空港から徒歩で行くには遠く、場所も少しわかりずらい辺鄙なところにあります。
交通機関利用(電車、バス、車)がおすすめです。
成田空港から路線バス利用
成田空港までは電車で行き、空港到着後、路線バスでゆく方法です。3つの路線バスが運行しています。
成田空港 第1ターミナル1階30番乗り場、または、
第2ターミナル3階5番・14番乗り場より
AMB南三里塚行きの路線バスに乗車
(土日祝祭日はすべて航空科学博物館行きとなります)。
JR東関東バス JR成田駅行き
成田空港 1ターミナル1階30番のりば・第2ターミナル1階28番Cのりば発
航空科学博物館下車
成田空港 第2ターミナル1階28番A乗りばより南部工業団地行き路線バスに乗車
南部物流または航空博物館入口バス停で下車
詳しくは下記のサイトで確認できます。
車(自家用車、レンタカー)利用
車利用だと、成田空港周辺の「飛行機が見える場所」も訪れることができ、一番おすすめの方法です。
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自家用車300台分の広いサイズの駐車場があります。
私が訪れた休日は混んでいる時間帯で半分くらいしか埋まっていませんでした。
下の写真以外にも駐車スペースがあります。
車でのアクセスは公式サイトで詳細をご覧いただけます。
その他の方法
その他、「JR成田駅からの路線バス」や「東京駅から高速バス」なども出ています。
詳細は公式サイトをご参考になされてください。
訪問におすすめの曜日と時間帯
なるべく早めに入場し、まずは館内ツアーを予約しておきたい
5階建ての館内は展示物が充実していて、館内の常設展示物の見学や3階の展望台から飛行機見学だけでも楽しむことができます。
しかし、航空科学博物館では、以下の体験型ツアーに参加すると一層楽しいでしょう。
しかしこちらは参加定員が限られ、注意が必要です。
これらは人気があるため、少ない定員数が午前中の早い時間帯に満席になってしまうことが多いようです。
(事前予約は不可、当日の入場後の予約受付、整理券の受け取りなどが必要)
◆DC-8シミュレーター体験
◆ボーイング747-400大型模型操縦体験
◆ボーイング747 セクション41機内ツアーガイド
館員さんの話では、
●昼くらいには全て満席になってしまうことが多い
●できれば10時の開館と同時に入口で予約をしてください
●土曜日よりも日曜日の方が混む(土曜日のほうがすいている)
との話でした。
以下は館内ツアーのスケジュールです。
(出典:航空科学博物館公式サイトより)
公式サイトの該当ページ左下の「DC-8 大型模型運行スケジュール」)にて最新スケジュール情報をご確認になられてください。
航空科学博物館の利用案内
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)が休館日となるので、ご注意ください。
年末12月29日から31日 夏休み期間中(7月21日~8月31日まで)は無休です(2018年7月現在)
入場料は、大人500円、子ども200~300円と良心的な料金です。
(但し、館内ツアーで別途料金がかかるものあり)
上記は2018年7月現在の情報ですので、念のため、公式サイトの最新情報を確認なさってお出かけになられるのがよいと思います。
館内に1つレストランがありますが、休日の昼の時間帯は少々混んでいることが多いようです。
あらかじめ昼食を用意して方法もお勧めです。
航空科学博物館の館内の様子
▲博物館の入口。駐車場から建物に向かうと、入口と周辺に飛行機関連の展示物が多く、早速、気分が盛り上がってくるでしょう。
▲展示スペースへの入口は飛行機に搭乗する際の保安検査場(X線検査)みたいな構え。左の券売機でチケットを購入して受付に見せます。受付がチェックイン・カウンターみたいに見えてきます。
1階の展示
▲ジャンボジェット機(ボーイング747)のジェットエンジンの内部構造。
▲ジャンボジェット機(ボーイング747)の胴体の断面図。普段、飛行機に搭乗するときには見られない機体の内部構造。近くで見ると思いのほか大きく、迫力があります。
▲解説ツアー。元航空関連の仕事をされていたシニア・ボランティアのかたによる解説は、初めて知ることばかり。
▲コックピットにも自由に座ってみることができました。
2階の展示
▼「飛行機模型」や「飛行機のあゆみ」「成田空港の大ジオラマ」の展示など。このエリアで面白かったのは「音の体験ルーム」。旅客機などの音について体験し、大人でも勉強になることがありました。
3階(屋外展望台)からの眺望
3階の屋外展望台。轟音とともに、真上近くを離陸直後のジェット機が通過してゆきます。成田空港の北端部分、A滑走路(約4km)の端なので、飛行機が離発着する直前のシーンを間近に見ることができます。
5階(展望展示室)
5階。管制卓などの航空管制に関する機器の展示。建物の中からもA滑走路の離発着を見ることができます。
ボーイング747「セクション41」
こちらは別途料金(500円)の機内見学ツアー。「セクション41」は一番重要とされている飛行機の頭脳部分。こちらは館内でのインストラクター付きツアーを申し込んだ場合のみ、見学が可能です。一日2回のみの催行なので、当ページ上部のスケジュール表をご確認になられてください。
その他の屋内施設
無料の紙飛行機教室。子供向けのイベントで親子連れ参加が大部分でした。
紙飛行機は、ほんのちょっとした作り方のコツを学ぶだけで、とてもよく飛ぶ紙飛行機ができあがることを知りました。▼
▼航空関連の図書コーナー。大人向け、子供向け両方あり、ちょっとした隙間時間(休憩)にも便利です。
▼博物館内のレストラン。4階展望レストラン「バルーン」。
博物館の周りには、食べる店(レストラン)もなく、車でないと付近のコンビニに行くのも難しい場所にあります。
昼をはさむ場合はこのレストランで食べるか、事前に昼の弁当を用意しておくことがおすすめです。
屋外展示場
屋外にはセスナ、プロペラ機、ヘリコプターなどの小型飛行機が約20機が展示されています。
それぞれの飛行機の中にも入ることができ、貴重で楽しい経験でした。
▼季節や天候がよければ、ベンチでお弁当を食べるのもあり?ピクニック気分を楽しめそうです。
空と大地の歴史館
こちらは博物館の敷地内。博物館メインの建物から徒歩1~2分にある展示館です。
主に空港建設を巡っての歴史(主に建設反対派と建設賛成派の歴史)の展示です。
1970年代、地域の農民たちが建設反対活動にしようしていたグッズ(ヘルメットや鍬)などが展示されています。
お子様向けではないかもしれませんが、成田空港の歴史がわかって、大人にとってはよかったです。
まとめ
以前、羽田空港のJAL工場見学ツアーにも参加しましたが、展示の見ごたえとしては、それを上回るものがありました。
「飛行機の展示」の詳しさや数の多さでは、航空科学博物館はとても充実しています。
なお、成田空港周辺には、他にも飛行機を見学するのに良い場所がいくつかあります。
それらとあわせて訪問計画と立てると、素晴らしい1日を過ごせるのでないかと思います。
泊りがけの場合:成田空港周辺のホテル(参考)
成田空港周辺にはいくつかホテルがあります。成田空港の敷地内にあり、ターミナルへ一番近いのは、成田エアポート・レストハウスです。