「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」へ行く前に知っておきたい情報をまとめています。
予約は必要?所要時間、混雑、ロッカー有無、、音声ガイド情報のほか、作品構成の詳細、、ミュージアムショップのグッズ情報も!
それでは早速どうぞ!
エゴン・シーレ展の概要
会期はいつまで?休館日は?
会期:2023年1月26日 (木) ~ 4月9日 (日)
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで
(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日は閉館
会場・アクセス
会場
東京都美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
アクセス
JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
※美術館用の駐車場はないため、車での来館はご注意ください。
チケット:予約は必要?
エゴン・シーレ展は日時指定予約制です。
チケット料金
一般:2,200円
大学生・専門学校生:1,300円
65歳以上:1,500円
平日限定ペア割:3,600円
・大学生・専門学校生は、1月26日(木)~2月9日(木)に限り無料。公式チケットサイト(ART PASS)にて日時指定予約が必要。
・小学生・中学生・高校生・18歳以下(2004年4月2日以降生まれ)は、無料。公式チケットサイト(ART PASS)にて日時指定予約が必要。
・無料観覧券をお持ちの方は、公式チケットサイト(ART PASS)にて日時指定予約が必要。
・未就学児は、日時指定予約不要。
予約や詳細はこちら(公式サイトの予約ページ)
エゴンシーレ展の巡回は?
1986年や1991年に行われたエゴン・シーレ展は巡回展でした(東京・神奈川・名古屋・奈良・山梨・大阪など)。
しかし2023年のエゴンシーレ展は巡回はなく、1月26日~4月9日まで東京(東京都美術館)のみでの開催となります。
大阪や名古屋でも開催されないということですね。
1986年や1991年の時点では、まだレオポルト美術館がオープンおらず、ルドルフ・レオポルドの個人コレクションの時代。
その後、1994年にレオポルド美術館私設財団が設立。2001年にはウィーンにレオポルド美術館がオープンしました。
現在は数々の主要代表作品を長期間にわたって不在にさせられない事情があるのかもしれません。
エゴンシーレ展:見学概要
見学の所要時間は?
エゴン シーレ展の見学鑑賞に必要な所要時間はおよぼ1時間~1時間半くらいです。
全115点の展示のうち、約50点がエゴンシーレの作品。解説もしっかり読んでゆくと、結構ボリュームがあります。
具体的な展示構成は「エゴン シーレ展の構成」の章をご覧ください。
混雑状況
筆者が訪れたときは開期も終盤にさしかかり、休日ということもあり、結構混んでいました。
しかし、事前予約制で入場制限をしているため、不快になるほど混み具合いではなく見学を楽しめました。
マスクの着用は必要?
3月13日以降、マスク着用は任意となりました。東京都の取り決めに準じます。
マスク無しでの入場見学は可能ですが、ノーマスクで他の人と目立つ話し方をしている場合、館内スタッフから注意をさせて頂く場合もあるとのこと。
3月下旬時点で館内来場者の10人中の1~2人くらいが外している感じでした。
荷物用のロッカー
東京都美術館の常設コインロッカーがあります。合計で約350ロッカー。使用する際は100円コインが必要ですが、あとで100円は戻ります。
混雑時も多少の空きはあるでしょう。身軽で絵画鑑賞に集中できるので、ロッカーの利用はおすすめです。
ロッカーのサイズは大部分(約320ロッカー)の30cm四方の間口、奥行きは50cm程度。日常づかいのリュックやカバンなら十分入ります。
キャスターバッグなどの大きめの荷物が入るロッカーは30個ほどしかなく、空きがない場合は美術館のスタッフに要相談です。
エゴン・シーレ展:音声ガイド
エゴン・シーレ展:音声ガイドの料金
エゴンシーレ展では「イヤホンガイド」または「スマホアプリ」を使って音声ガイドを利用できます。
料金はともに650円。展示エリア入口で手続きが可能です。
「スマホアプリ」の場合、外に音声を出すことは禁止のため、自分のイヤホンを持参します。
エゴン・シーレ展:音声ガイドの声は?
#ソロてく この後21時からです!
ぜひ観てね〜!!#テクノロイド https://t.co/G3UTcuuyG6 pic.twitter.com/FCNt58magh— 浦 和希 (@urakazuki_) March 22, 2023
音声ガイドのナビゲーターは、テレビアニメ『ブルーロック』や『シャドウバースF』などの声優として知られる浦和希さん。
女性のハートをくすぐる美しいのイケボ(イケてるボイス=魅力的な声)。
解説ナレーターは声優の恒松あゆみさんです。
エゴン・シーレ展:音声ガイドの内容や作品リスト
音声ガイドで説明する作品は22か所。
エゴンシーレを中心とする19の作品解説(シーレ作品は12点)以外に、その時代のオーストリアのアートシーンなど全体の流れなど「テーマ解説」が3つです。
エゴン・シーレ展:写真撮影やメモ
写真撮影
全体14章の中で「第9章 エゴン・シーレ 風景画」のみ写真撮影が可能です。
ただ、動画、フラッシュ(発光撮影)、三脚使用、自撮り棒を使っての撮影は不可です。
あとSNS等にアップする際は、他の来場客への写り込みにはご配慮下さいとのこと。
照明が暗いので撮りずらいかもしれませんが、来場者の多くがスマホで撮影していました。
メモ
ちなみに会場内でのメモは可能ですが、作品保護の関係からボールペン(インクが出るもの)、シャープペンシル(鋭利な形状のもの)は禁止。
鉛筆のみ可能です(持参を忘れた場合、館内スタッフに言えば鉛筆を貸してもらえます)。
エゴン・シーレ展の構成と作品
展示の構成
展示は14章に分かれますが、エゴン・シーレがメインの章は第1、7~9章、13~14章です。
第1章 エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才
第2章 ウィーン1900 グスタフ・クリムトとリングシュトラーセ
第3章 ウィーン分離派の結成
第4章 クリムトとウィーンの風景画
第5章 コロマン・モーザー 万能の芸術家
第6章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者
第7章 エゴン・シーレ アイデンティティーの探求
第8章 エゴン・シーレ 女性像
第9章 エゴン・シーレ 風景画
第10章 オスカー・ココシュカ “野生の王”
第11章 エゴン・シーレと新芸術集団の仲間たち
第12章 ウィーンのサロン文化とパトロン
第13章 エゴン・シーレ 裸体
第14章 エゴン・シーレ 新たな表現、早すぎる死
※最後:約5分半ほどの映像解説
シーレ以外の作品はウィーンの世紀末芸術、ウィーン分離派をわかりやすく丁寧に解説されています。
その流れの中でエゴン・シーレの作品が引き立ちます。
作品リスト
シーレの作品は全体115点のうち、約50点。
特に13章はシーレの集大成のようなコーナー。すべての作品をじっくり見たいところ。
作品リストはこちら。
エゴンシーレ展:ミュージアムショップとグッズ
ミュージアム・グッズ
展示エリア最後のミュージアムショップではエゴンシーレのグッズ販売があります。
定番の関連書籍やポストカードのほか、文具、Tシャツなどの衣類、トートバック、ジグソーパズル、マグネット、お菓子など。
展示室の最後にグッズ売り場は休日ということもあってか長蛇の列。
図録や書籍は展示エリアのショップ、美術館の常設ショップの両方で販売されています。
書籍以外は展示エリア内でしか販売されていないグッズが多いので、そちらで購入が必要。
エゴン・シーレ展の図録
厚さ3cmほど。ハードカバーで高級感のある図録。
紙質は触り心地がよく、めくりやすいもの。
各作品のフルバージョンの解説。会場内の作品パネルは少し簡潔にまとめたものになっています。
図録の詳細はこちらの記事をご覧ください。