調布駅周辺の観光でおさえておくべき3つの観光・体験

東京23区の西、新宿から特急電車(京王線)で約15分。

調布(ちょうふ)市は、都心へのアクセスが良い住宅地でありながら、映画産業のまち、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」発祥の地として見どころ満載です。

2019年9月開催のラクビーワールドカップ日本大会の東京会場(味の素スタジアム)からも近い場所にあります。

少し足をのばせば、自然豊かで歴史的な雰囲気のある深大寺など、見るべき場所はさらに広がります。

この記事では、調布駅周辺と近くの見どころを紹介します。

調布ってどんなところ?

調布市は東京都全体のほぼ中央、多摩地区の南東部に位置します。多摩川や武蔵野の自然がよく残っています。東京23区外ですが、新宿まで特急電車で約15分で、都心にも近い場所です。

調布市の中心は「調布駅」です。観光地や見学場所の大部分は「調布駅」を基点として訪問できます。

映画産業の中心地、映画のまち

昭和のはじめ頃、多摩川や近くの自然環境が映画撮影に好条件な場所だったことから、調布最初の映画撮影所がつくられました。

現在も角川大映スタジオ、日活調布撮影所をはじめ、高津装飾美術、東映ラボ・テック、東京現像所など、40以上もの映画・映像関連企業が集まっています。

昭和9年(1933年)に、日本映画株式会社が京王電気軌道多摩川原駅(現在の京王多摩川駅)の前に開設したのが多摩川撮影所でした。撮影所がこの地に作られた理由は、後に調布市長となり、「カツドウヤ市長」と呼ばれた本多嘉一郎の回想によると、「時代劇・現代劇どちらの撮影にもふさわしい自然環境やフィルムの現像に欠かせない良質な地下水があった。」とのことです。
(引用元:調布観光ナビ

昭和30年代の全盛期には「東洋のハリウッド」と呼ばれるほど映画産業で賑わい、現在も“映画のまち”としての街づくりに取り組み、現在も映画文化を大切にしています。

▲角川大映撮影所の入口に立つ大魔神と武神の像

毎年開催される花火大会が有名

調布と言えば、毎年行われる多摩川での花火大会でも知られます。調布駅から多摩川の河原までは、徒歩15~20分ほど。

毎年8月に行われていましたが、2018年は10月27日におこなわれました。

調布の花火大会の開催日は、打上場所である多摩川の河原沿いで入場規制、車両の交通規制があります。

あらかじめ許可を得ている人しか河原には入れませんが、河原沿いの道路や調布駅と河原の間からでも、十分に間近に花火を見ることができます。

調布の花火大会概要(2018年)

2019年には「調布シネマフェスティバル」が開催

2019年2月16日(土)~3月10日(日)まで「調布シネマフェスティバル」が約1か月にわたり開催予定です。

これは過去28年間続いてきた「調布映画祭」を引き継ぎつつ、あらたな試みを加え、街ぐるみで盛り上げようとしている祭典です。

ゲストトーク付きの映画上映会、市内の映画関連企業(角川大映スタジオ、日活調布撮影所、高津装飾美術株式会社等)と連携して、映画・映像関連の展示、ワークショップ等が開催されます。

ユニークなのが、全国初の試み「市民×映画技術者」両者の投票で選考する「映画のまち調布賞」でしょう。

2017年10月1日から2018年9月30日までに、国内の映画館(商業映画劇場)で、有料で初公開された日本映画の中から投票によって決定されます。(選考対象作品

投票期間は2018年10月14日(日)まで。調布市内在住・在勤・在学の方以外にも、調布のシネマコンプレックスへの来場者も会場で投票ができます。

映画好きな人にとっては、楽しみの尽きないイベントになることを期待しています。

2019年 調布シネマフェスティバル

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▲2017年秋にオープンしたシネマコンプレックス「シアタス調布」の入口

ラクビーワールドカップ2019日本大会・東京会場までも近い

2019年に日本で開催されるラクビーワールドカップ。日本全国の12か所の会場で行われますが、調布の「東京スタジアム(通称:味の素スタジアム)」も、その会場になっています。

ラクビーワールドカップ2019日本大会 公式サイト

試合日程(2019年9月)

東京スタジアム(味の素スタジアム)のアクセスはこちらをご覧ください。
電車(京王線)利用の場合の最寄駅は調布駅でなく、飛田給駅となります。

訪問前に入手しておくと便利な「調布市観光マップ」

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▲2017年秋にリニューアルした調布駅の周辺。鉄道(京王線)が地下化したため、駅周辺の地上に出ていた線路や踏切がなくなり、駅前広場が広がりました。

調布を歩く際に便利な「調布観光マップ」をご紹介します。

調布駅と周辺の観光見学地をテーマ別にコース設定してが紹介されていて、とても便利な地図です。

京王線「調布駅」前の南口広場にある調布市観光案内所「ぬくもりステーション」または調布市役所でもらうことができます。

画像出典元:ちょうふどっとこむ

ぬくもりステーション:土日祝日の9時~16時のみオープン)

日本語版以外に英語語版、中国語版、韓国語版があり、実物を入手できない場合は、下記の「調布観光ナビ」のサイトからダウンロードすることができます。
https://csa.gr.jp/contents/1887(出典:調布観光ナビ)

おすすめ1】映画関連の場所、モニュメント

調布駅構内は“映画のまち”そのもの

駅に降りて、まず目に飛び込んでくるのは、駅構内の内装です。『映画のまち』と謳っているとおり、映画にかかわるものが、駅のデコレーションにたくさん散りばめられています。

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▲行き先案内の表示にも映画の撮影機材(カメラ)やフィルムのデザイン。近年、映像撮影もフィルムからデジタル化し、現在はほとんどがデジタル製作でしょう。ここでは、長い間、日本の映画を長年支えていた「昔ながらのフィルム撮影機材」の歴史も大切にされています。

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▲柱、改札前の案内板などの内装はフィルムをアレンジしたデザイン。フィルムの懐かしい感じも若い世代とっては「何?この模様?フィルムって何?」という時代が来つつあります。

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▲券売機の下もフィルムをアレンジした模様。フィルムの模様を現代的にアレンジしつつ、独自のデザインに仕上げています。

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▲広告の間の映画『大魔神』や『ガメラ』の図柄。 古い映画ですが、昭和生まれ世代は、知っているのでないでしょうか?

これらは、2つとも、調布駅から徒歩で約15分ほどの場所にある角川大映スタジオ(角川大映撮影所)で製作された映画作品です。

▲日活スターの手型モニュメント。日活調布撮影所で活躍した俳優60名と監督4人に協力いただき、制作したという。往年の名スターの手型がそろっています。

調布駅の地上、ロータリーにある映画マップ

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改札を出で、地上に出たロータリーには、映画の撮影所や関連施設をまとめた映画マップがあります。

ここで行きたい場所をチェックしてから、行く場所を決めることもできます。

この近くに、(トリエ京王調布C館1F)に、レンタサイクル(詳細はこちらがあるのが嬉しいですね。

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▼シネマコンプレックスのシアタス調布、そして、レンタサイクルの入っているビル(トリエ京王調布C館)

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シネコンプレックス「シアタス調布」の中には11の映画館(スクリーン)がありますが、特筆すべきは4DXシアターです。

体感型アトラクションシアター4DXとは、シーンに合わせて座席が動いて振動したり、鑑賞中に風や水、香りなどが出てくる次世代型の映画館です。

角川大映スタジオ周辺(調布・映画発祥の地)

京王線調布駅から徒歩で約15分。京王多摩川駅(京王相模原線)からは徒歩3分。

まさに昭和の映画黄金時代の名残りを感じさせる、懐かしい場所です。

角川大映スタジオで製作された作品と言えば、少し古いですが、『セーラー服と機関銃(薬師丸弘子/1981年)』や『沈まぬ太陽 (山崎豊子原作、渡辺謙主演/2009年)』など。

最近では、山﨑賢人、広瀬アリス主演の『氷菓(2017年)』、Hey!Say!JUMP山田涼介主演の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などがあります。

ドラマでは、上戸彩主演『昼顔』も角川製作でしたね。

▲角川大映スタジオの周辺。調布と映画の係わりを記念して建てられた碑が近くの公園にあります。

「映画俳優の碑」と「調布映画発祥の碑」が角川大映スタジオ前のマンションに囲まれた児童公園の中に建っています。

「映画俳優の碑」は日本映画俳優協会が創立35周年を記念して建てた3つの碑の一つです。往年の俳優の名前が刻まれています。

その隣の「その生涯を映画に生く」と森繁久彌の筆で記され碑には、三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、高倉健、吉永小百合等、戦後の日本映画の黄金時代から現在まで活躍している多くの俳優の名が刻まれています。

かつての撮影所はかなり広く、この公園も撮影所の敷地の一部でした。目立たない場所ですが、まさにここは「調布と映画の係わりの発祥地」です。

「調布映画発祥の碑」は、平成5年(1993年)、調布における映画産業の歴史を記念し、今後の振興を図る目的で調布市映像まつり実行委員会が建てたものです。(情報参照元:市民の手による まちの資料情報館

説明書きにはこのように書かれています。

水と緑と済んだ空気、これは映画産業に欠かすことのできない条件です。昭和八年一月、調布市多摩川のこの地が最適地に選ばれ、日本映画株式会社が設立され、多摩川スタジオが完成しました。以来、昭和三十年前後には三つの撮影所、二つの現像所と美術装飾会社を擁し、調布は映画の街「東洋のハリウッド」と謳われました。
しかし、時代の変遷にともない、映画産業はいささかの後退を余儀なくされましたが、その独創性や娯楽性には依然として大きな期待をかけられております。

引用元:調布市映像まつり実行委員会「調布・映画発祥の碑」より

上の写真は角川大映スタジオの入口。大魔神(だいまじん)と武神(ぶじん)の像です。

映画『大魔神(1966年公開)』がどんな内容の映画だったかは、若い世代のかたはご存じでないでしょう。

『大魔神』のストーリーを大ざっぱに言えば、「江戸時代に殿様や奉行たち(悪人)が村人に悪事をはたらき、やりたい放題。そして、魔神として崇められていた武神ですらもぞんざいに扱ったことから、神の怒りをかって反撃される。」といったところです。

つまり、大魔神に変身する前の穏やかな姿が「武神」。

埴輪のようおに温和な外見の武神が破壊された結果、時間をおいて姿をかえ、怒りをもって悪人たちを退治するために出現したのが「大魔神」です。

そのため、大魔神の顔は怒りに満ちています。怒り心頭の大魔神ですが、よく見ると、コミカルな感じにも見えてきます(笑)↓↓↓

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▲元祖・角川映画『大魔神』のデジタル・リマスター版DVD。

▲映画『ガメラ』もここで撮影されました。昭和世代の映画です。

▲こちらはスタジオの敷地内を塀の外からの写真。原則、内部見学ツアーなどは行っていないようです。

最後に。スタジオのアンテナショップ「MAJIN」。映画ゆかりの文房具やお菓子、Tシャツなどが販売されています。

営業は平日10:00〜17:00のみです。土日祝日は定休日で入れませんので、注意が必要です。

角川大映スタジオ
〒182-0025 東京都調布市多摩川6-1-1
車:中央高速調布インター調布(新宿)方面出口より約10分。
電車:調布駅からは徒歩15分。京王相模原線・京王多摩川駅下車、徒歩2分。
タクシー:京王線調布駅より約3分。

 

おすすめ2】天神通りとアニメ「ゲゲゲ鬼太郎」モニュメント

調布駅北口から徒歩3分、昔ながらの商店街「天神通り」があります。

調布はアニメ「ゲゲゲ鬼太郎」の作者、水木しげるさん(1922生~2015年没)が約40年間を過ごした町。

「ゲゲゲの鬼太郎」は現代版として今も続いており、水木プロダクションが天神通りの近く(旧甲州街道沿い)にあります。

水木しげるさんは、自宅(調布駅から徒歩15~20分の場所)から旧甲州街道沿いにある水木プロダクションの仕事場まで歩いて通い、天神通り付近もよく歩いていたと言います。

この付近は調布駅北口の交差点にある「真光書店」をはじめ、水木しげるアニメのシーンにも描かれ、よく登場するエリアです。

▲天神通りの入口近くにある、調布北第一自転車駐輪場には、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のデコレーション。その下の郵便ポストは「妖怪ポスト」と呼ばれている。

▲調布駅北口を出て徒歩1~2分。「天神通り」の入口。調布駅を背にして旧甲州街道を渡ったところが入口。

▲天神どおりの先には「布田天神」という神社があり、名前の由来になっています。上の写真は毎年9月23日に行われる布田天神社の「例大祭」の様子。

布田天神社の「例大祭」調布市内の各地区ごとに所有している山車がいくつも練り歩く、大きな祭りです。山車の中で各地区ごとに特色のある伝統芸能のお囃子(はやし)が行われます。

▲天神通りで人気のある、今川焼の「あずきや安堂」。夏場は大きな「かき氷」目当てに、日中はいつもお客さんが並んでいます。

天神通りには「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターのオブジェが所々にあります。(以下はいずれも天神どおりの妖怪オブジェ)

おすすめ3】江戸時代にタイムスリップ!深大寺と周辺

調布駅からバスで約10分、徒歩で30分の場所に深大寺(じんだいじ)があります。

武蔵野の自然の中、江戸時代からの古い雰囲気が残る寺、名物の深大寺そばで知られ、素晴らしい雰囲気を味わえます。時間があれば、是非訪れてみて下さいね。

深大寺の境内には、ありとあらゆるゲゲゲの鬼太郎グッズを集めた「鬼太郎茶屋」もあります。

▼▼詳しくはこちら▼▼

~東京で2番目に古い名門のお寺は楽しみも満載(調布駅から約2km)~

▼▼あわせて読みたい(調布駅近郊の見学スポット)▼▼

~味の素スタジアム近く、飛行機好きや親子連れは必見(調布駅から約3km)~

レンタサイクル(調布駅から徒歩2分)のススメ

調布駅周辺の見所は多いのですが、いろいろ見て周るには徒歩だと少し遠くて時間がかかるし、バスだと近いけど、乗り降りや時間調整が億劫という場合もあります。

そうしたときに便利なのが、レンタサイクルです。

調布駅の改札を出て徒歩2〜3分の場所(トリエ京王調布C館1F【マップ】)に、レンタサイクルを行っている自転車屋さんがあるので紹介をしておきます。

上に紹介した見学スポットを1日で手っ取り早くすべてを見学する場合、一番便利でお勧めな方法は、正直、自転車利用です。

なお、レンタルサイクルの場合、在庫台数の関係上、事前予約してゆくのが確実です。特に季節の良い「春先(3~5月)」は結構予約で埋まっているようです。

コギー トリエ京王調布店
TEL:042-444-0377

レンタルできるのは、下の写真のようなクロスバイクやミニベロタイプの自転車。電動ではありませんが、この地域はアップダウンの少ない平坦な地形です。

こちらで自転車をレンタルする場合、自転車カゴがないので、背中に背負えるリュックがあると便利ですね。

調布駅周辺の宿泊施設(ホテル)

●調布クレストンホテル
●アーバンホテル ツインズ調布
●ホテルノービス調布

調布駅周辺では宿泊施設の軒数が少ない上、各ホテルの部屋数も多くはありません。

味の素スタジアムを含む調布周辺でのイベント時は特に混み合い、早くから部屋がないことも少なくありません。

調布駅周辺で予約ができない場合、調布駅や三鷹駅から電車で15~20分の「新宿」までを範囲に含めて、宿探しをされることをお勧めします。