東京

映画の街・調布(東京)の撮影所やスタジオなど:映画スポット6選

2018-06-11

角川大映撮影所の入口に立つ大魔神と武神の像(調布)

東京23区の西、新宿から特急電車(京王線)で約15~20分の調布(ちょうふ)。

多摩川や近くの自然環境が映画撮影に好条件な場所だったことから、昭和の時代から日本の映画製作と映画産業を支えてきました。

昭和に大人気だった数々の映画が製作されてきた角川大映スタジオ、日活調布撮影所をはじめ、40以上もの映画・映像関連企業が集まっています。

この記事では、映画づくり、昭和のなつかしの名作映画、映画業界に関心のある人へ向けて「調布の映画関連の場所はどんなものがある?」「映画ゆかりの地にはどうやって行けばよい?」という疑問への情報をご紹介します。

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調布の映画の街としての歴史

日本にまで娯楽がたくさんなかった時期、動画やインターネットがなかった時代に、映画産業は全盛期を迎えつつありました。

昭和9年に調布にはじめて映画撮影所ができた後、昭和30年代には「東洋のハリウッド」と呼ばれるほど、映画産業で賑わっていました。

調布市は映画という文化産業を大切にし、現在も“映画のまち”としての街づくりに取り組んでいます。

以下は調布が映画産業の発展に適していた理由が語られています。

昭和9年(1933年)に、日本映画株式会社が京王電気軌道多摩川原駅(現在の京王多摩川駅)の前に開設したのが多摩川撮影所でした。撮影所がこの地に作られた理由は、後に調布市長となり、「カツドウヤ市長」と呼ばれた本多嘉一郎の回想によると、「時代劇・現代劇どちらの撮影にもふさわしい自然環境やフィルムの現像に欠かせない良質な地下水があった。」とのことです。
引用元:調布観光ナビ

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おすすめの映画スポットの周り方

ゆっくりと徒歩でも行ける範囲

❻の日活調布撮影所(日活スタジオ)のみ、少し離れた場所にあります。

調布駅周辺の映画スポット(❶~❸)と角川大映撮影所周辺(❹と❺)の間は、片道を徒歩で約15分(約2km)程度。

徒歩で周ることも可能です。

その他のオプション」をクリックすると、地図ソフトが立ち上がります。

(スマフォの場合、Google Mapのアプリのインストールが必要)

レンタルサイクル利用も便利

もし❻の日活調布撮影所も行く場合、また、調布周辺で他にも寄りたい場所がある場合、レンタル自転車もおすすめです。

調布駅の近く、トリエ京王調布C館の1階のレンタルサイクルがあります。

レンタルサイクルの営業時間や料金は下記で確認できます。

レンタルサイクル(コギートリエ調布店)

調布駅構内の“映画”の装飾デザイン

駅に降りて、まず目に飛び込んでくるのは、駅構内の内装です。

調布駅構内のデコレーションに映画ゆかりの装飾デザインが至るところに施されているので、是非観察してみましょう!!

映画のまち調布 調布駅構内

こちらは行き先の案内版。

昭和の映画撮影に使用されていた撮影機材(カメラ)やフィルムのデザインです。

近年、映像撮影もフィルムからデジタル化されていますが、昔ながらのフィルムの絵柄には懐かしさが込み上げてきませんか?

映画のまち調布 調布駅構内

柱や方向掲示板もフィルムをアレンジしたデザインです。

映画のまち調布 調布駅構内

券売機の下はフィルムを独自のデザインに仕上げています。

映画のまち調布 調布駅構内

駅の中央出入口へ向かう途中の道。

広告の間の名作映画『大魔神』や『ガメラ』の図柄。昭和生まれ世代は、ご存じではないでしょうか?

2作品ともに調布駅から徒歩で約15分の場所にある角川大映スタジオ(角川大映撮影所)で製作されたものです。

映画のまち調布 調布駅構内 有名俳優、女優たちの手形

こちらは調布駅の東口改札を出たところにある、日活スターの手型モニュメント。

日活調布撮影所で活躍した俳優60名と監督4人に協力いただき、制作したそうです。

往年の名スターの手型がそろっています。

中央口から出ると見ることができませんが、地上から東口改札へ向かう際、改札の中に入る手前にあります。

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 映画マップで映画スポット全体をチェック!

調布駅の中央口改札を抜けて、エスカレーターで地上に出ると、左右にはロータリーに面した広場があります。

左右の広場の中間あたりに、映画の撮影所や関連施設をまとめた大きな映画マップがあるので、是非チェックしてみましょう!

行きたい場所をここで確認するのもオススメです。

映画のまち調布 調布駅ロータリーの映画マップ

参考までに、もしも、数多くの映画スポットを周りたい場合は、レンタル自転車がお勧めの方法です。

調布駅周辺の映画スポットは、それぞれが微妙に離れた距離にあります。

徒歩だと長すぎて難しく、バスだと小回りが利かず時間がかかるので、数多く見学する場合、天候がよければ、レンタルサイクルが一番良い方法でしょう。

映画のまち調布 調布駅ロータリーの映画マップ

トリエ京王調布C館の1階のレンタルサイクル(自転車店)は、この看板から徒歩で約2分です。

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 調布のシネマコンプレックス「シアタス調布」

映画のまち調布 調布駅近くのシネコン「シアタス調布」

2018年に調布駅近く、トリエ京王調布C館の中にあるシネマコンプレックスがシアタス調布

中に11の映画館(スクリーン)があり、ついでに映画を見てしまうのもよいですね。

椅子が上下、左右、前後への動き、風やミスト、香りなども出る最新の体験型空間「4DXシアター」もあります。

てつみち(調布)/出典:NAD

画像出典:NAD(NIKKEN ACTIVITY DESIGN)

もしも子連れでしたら、トリエ京王調布C館の横の「てつみち」という広場(上の写真の右側の広場)で遊ぶこともできます。

とても素敵な場所で、周辺に食べるところもがたくさんあり、休日にはいつも多くのカップルや子連れ家族が遊びに来ています。

調布の映画産業発祥の地:角川大映スタジオ近く

京王線調布駅から徒歩で約15分。京王多摩川駅(京王相模原線)からは徒歩3分の場所にあります。

角川大映スタジオの前。

道路を挟んだ反対側の公園(多摩川5丁目児童遊園)に、調布と映画の係わりを記念して建てられた碑があります。

「映画俳優の碑」と「調布映画発祥の碑」です。

角川大映撮影所近くの「映画俳優の碑」と「調布映画発祥の碑」

「映画俳優の碑」は日本映画俳優協会が創立35周年を記念して建てた3つの碑の一つ。

往年の俳優の名前が刻まれています。

角川大映撮影所近くの「映画俳優の碑」と「調布映画発祥の碑」

その隣の「その生涯を映画に生く」と森繁久彌の筆で記され碑には、三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、高倉健、吉永小百合等、戦後の日本映画の黄金時代を築いた名優たちの名が刻まれています。

角川大映撮影所近くの「映画俳優の碑」と「調布映画発祥の碑」

かつての撮影所はかなり広く、この公園も撮影所の敷地の一部だったとのこと。

目立たない場所にぽつんと立っていますが、ここが調布の映画はじまりの地!「調布映画発祥の碑」です。

水と緑と済んだ空気、これは映画産業に欠かすことのできない条件です。昭和八年一月、調布市多摩川のこの地が最適地に選ばれ、日本映画株式会社が設立され、多摩川スタジオが完成しました。以来、昭和三十年前後には三つの撮影所、二つの現像所と美術装飾会社を擁し、調布は映画の街「東洋のハリウッド」と謳われました。
しかし、時代の変遷にともない、映画産業はいささかの後退を余儀なくされましたが、その独創性や娯楽性には依然として大きな期待をかけられております。

引用元:調布市映像まつり実行委員会「調布・映画発祥の碑」より

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角川大映スタジオ:映画『大魔神』の像

角川大映スタジオは、昭和映画の黄金時代を支えた撮影所の一つ。

角川大映スタジオで製作された作品と言えば、古いところでは『セーラー服と機関銃(薬師丸弘子/1981年)』や『沈まぬ太陽 (山崎豊子原作、渡辺謙主演/2009年)』など。

最近では、山﨑賢人、広瀬アリス主演の『氷菓(2017年)』、Hey!Say!JUMP山田涼介主演の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などがあります。

角川大映撮影所の入口に立つ大魔神と武神の像(調布)

角川大映スタジオと言えば、大魔神。

正面入口には大魔神(だいまじん)と武神(ぶじん)の像が立ちます。

映画『大魔神(1966年公開)』は、おおまかに言えば、下記のようなストーリー。

江戸時代に殿様や奉行たち(悪人)が村人に悪事をはたらき、やりたい放題。

そして、魔神として崇められていた武神ですらもぞんざいに扱ったことから、神の怒りをかって反撃される。

その武神が起こって変身した姿が大魔神。

大魔神に変身する前の穏やかな姿が「武神」。

角川大映撮影所の入口に立つ大魔神と武神の像(調布)

埴輪のようおに温和な外見の武神が破壊された結果、時間をおいて姿をかえ、怒りをもって悪人たちを退治するために出現したのが「大魔神」です。

そのため、大魔神の顔は怒りに満ちています。

怒り心頭の大魔神のはずですが、像をよく見ると、コミカルな感じにも見えてきます。

少々笑えませんか?(笑)

角川映画『大魔神』のデジタル・リマスター版DVD

元祖・角川映画『大魔神』のデジタル・リマスター版DVD。平成の終わりに買ったものです。

角川大映撮影所(調布)

映画『ガメラ』もここで撮影されましたよ!こちらも昭和世代が良く知る、なつかしの映画ですね。

角川大映撮影所のアンテナショップ「MAJIN」(調布)

角川大映スタジオに来たら、是非、アンテナショップの「MAJIN」に立ち寄るのがオススメ。

映画ゆかりの文房具やお菓子、Tシャツなどが販売されていて、映画好きには好評です。

アンテナショップの営業は平日10:00〜17:00。土日祝日は定休日で入れませんのでご注意です。

日活調布撮影所

その他、日活調布撮影所もあります。

日活は1912年創立され、100年以上も映画を作り続けている映画製作会社です。

日活調布撮影所は1954年の設立。石原裕次郎らの大スターを輩出しています。

施設内の見学はできませんが、撮影上の入口前までは行くことができます。

日活調布撮影所、日活スタジオ©この場所どこ.com

画像出典:この場所どこ.com

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