そば(蕎麦)で有名な深大寺と周辺には20軒以上のそば屋さんがあり、せっかく来た深大寺でどのそば店に入ったらよいか迷いそう。
特に参道沿いの蕎麦屋は混み合うことが多く、土日祝日や祭事の折には、いつも長蛇の列。
中でも「玉乃屋」は名店ですが、場所柄(深大寺正門の反対側、神代植物園の前にある)、待たずに入れることもあります。
「玉乃屋」さんの紹介レポートです。
玉乃屋さんの場所
「玉乃屋」さんは、深大寺正門から入って本堂の先。寺の一番北側の坂を上った付近にあります。
本堂の西側に「萬霊塔」というペットを祀った動物霊園があり、その先。
都立神代植物公園の裏手の入口(深大寺門口)の手前です。
神代植物園と動物霊園に面しているので、植物園に来たついでに立ち寄るお客さんも多いようです。
ちなみに月曜日は玉乃屋さんの定休日です。
周辺の神代植物公園、水生植物園なども毎週月曜日が休園日(但し祝日にあたる場合は翌日が休園)なのでご注意ください。
場所は下の地図をクリックすると拡大します(地図出典:調布観光ナビ)
深大寺正門のバス停付近から玉乃屋までの行き方
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(スマフォの場合、Google Mapのアプリが必要)
店の雰囲気と特徴、良いところ
「玉乃屋」さんは神代植物園の森の一部といってよいくらいに、自然に囲まれています。
緑が美しい春から夏にかけて、森林浴をしながら、ゆっくりと蕎麦を楽しむことができます。
お店は自然の中に昔ながらの佇まいを残し、そば屋の歴史を感じさせる申し分のない、良い雰囲気。
「玉乃屋」さんの特徴は自家製粉の手打ちそばですが、製粉機、石臼、蕎麦を作っている様子を窓越しに見ることができます。
パパ、ママ向け情報
お店のスペースは広めので、ベビーカーをもった子連れのパパ、ママでも大丈夫。
深大寺の正門のほうから来ると、石畳のような急な坂を1~2分登りますが、距離は長くありません。
神代植物公園でお子さんと沢山遊んだあと、植物園の裏手の出口(深大寺門口)からは玉乃屋さんは目の前。
植物園で遊んだ後に玉乃屋でリラックスするのも、おすすめコースです。
春~夏の季節は深大寺の自然に囲まれ、森林浴を楽しみながら、そばを堪能できます。
秋冬の寒い時期は屋外でなく、暖かい建物の中で食べることができます。
食べた感想
味は個人の感想です。味覚は人それぞれですので、筆者とは違う感想をお持ちになるかもしれません。
お店の自慢は、つなぎを使わない「十割そば」だそうです。
小麦粉などのつなぎを使っていない、100%そば粉で作ったそば。
十割そばの中で、太打ちの「田舎そば(1000円)」をいただきました。
まず最初は、蕎麦の味を確かめるべく、麺つゆにはづけず、そば麺だけをいただきました。
この食べ方、おすすめです。そば本来の味がよくわかります。
江戸時代には深大寺周辺に多かった蕎麦の実畑も今はなくなり、現在、深大寺のそば店では他の名産地からそばの実を仕入れているそうです。
この日は茨城県産で、生産者のお名前まで、お店の前に貼り出されていました。さすがのこだわり。
「ひきたて」「打ち立て」「ゆでたて」の味にこだわるという、店員さんの話のとおり、味にこだわっていることがよくわかりました。
麺つゆにつけずに全部食べれてしまいそうでしたが、つゆの味も味わいたく、後半はつゆにつけていただきました。
上の写真は普通盛です。
つなぎをつかっていない蕎麦なのでボリュームがもう少しほしい。
大盛り(500円増し)もおすすめです。
各種お酒も置いてあり、蕎麦と深大寺ビールの組合せも人気があるようです。
つなぎを使ったもう一つの「玉乃屋」名物、手打ち「外二そば」は「そば粉が84%、つなぎが16%」の割合だそうです。
一般的に販売されているそば麺では「つなぎ3~4割、そば粉6~7割くらい」のことも多く、「外二そば」もソバ粉の純度はかなり高いほうです。
まとめ・関連情報
立地は目立たないところですが、深大寺でも指折りの評判で、人気のそば屋さん。
深大寺に来たら、ランチはここと決めて、お店に来る人も少なくないようです。
お店情報:玉乃屋
住所:東京都調布市深大寺元町5-11-3
電話番号:042-485-0303
営業時間:09:30~16:30
定休日:月曜日(月曜が祝日にあたる場合、翌日休み)
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