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おもてなし(の心)は英語で何と言えばいい?英会話の説明表現や英文フレーズの例

おもてなし、抹茶、茶道

日本の「おもてなし」という言葉は、英語で何と表現するのが適切でしょうか?

日本語には、日本の歴史文化や精神性に根ざした特有の単語や言い回しがあり、外国語に訳したり、ニュアンスを伝えきれない言葉が少なからずあります。

おもてなし」もその一つ。

ここでは「おもてなし」を英語で表現する最も簡単な言い回しから、本来の意味を伝える丁寧な言い回しまで、いくつかの表現方法を紹介しています。

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「おもてなし」のシンプルな英語表現や英会話

「おもてなし」を英語で一番シンプルに言うなら、一般的に「Hospitality(ホスピタリティ)」と表現されます。

日本の「おもてなし」には、欧米のHospitalityが意味するものに加えて、日本独特の精神性やニュアンスが含まれることを加味して「Japanese Hospitality」とも言われます。

Hospitalityはラテン語の「客人等の保護」を意味する「hospes(ホスピス)」を語源とし、お客様を迎え入れる際の「思いやり」「手厚い加護」「歓待」といった意味があります。

時に「service(サービス)」という言葉が使われていることもありますが、「service」は報酬を目的とし対価を意識した言葉という点で、日本語の「おもてなし」を表現する英語としてあまり適切とは言えないかもしれません。(語源はラテン語で「奴隷」を意味する「servus」)

ちなみに大手オンライン英会話スクールのDMM、レアジョブ、ネイティブキャンプなどでも、おもてなしの基本的な英訳は「(Japanese) Hospitality」としています。

「Japanese Hospitality」は英会話で手っ取り早く伝える際には有用です。

しかし、日本の「おもてなし」という言葉がもつ深い意味や真意を伝える表現として足らないと感じる場合、下記が参考になります。

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「おもてなし」を少し丁寧に説明した英語・英会話フレーズ例

2013年、東京オリンピック2020の誘致活動でプレゼンテーションをした際、滝川クリステル氏はフランス語のスピーチで「お・も・て・な・し」と一字ずつ発音し、その言葉がもつ日本人の大切な精神を表現しました。

ただの「思いやり」や「歓待」という意味以外に日本特有のおもてなし文化、日本人の精神性を英語で伝える表現としては、例えば、下記があります。

Omotenashi is a traditional Japanese way of hospitality with the most dedicated and exquisite manners.
It creates an ambiance of tranquility and relaxation where the guests will experience unforgettable moments at ease.

おもてなしは、もっとも献身的かつ洗練された上品なマナーによる日本の伝統的なホスピタリティです。それは穏やかな雰囲気を作り出し、ゲストは忘れがたいくつろぎの時間を体験します。

※dedicated:献身的な・熱心な・ひたむきな
※exquisite:非常に美しい・繊細な・優雅な・洗練された
※ambiance:雰囲気
※tranquility:落ち着き

参考引用:https://omotenashi.fun

この表現では日本の「献身的(dedicated)」で「洗練された上品な(exquisite)マナー」という説明が加わり、「Hospitality」が意味する優れた接遇を超えた、精神性(美学)やおもてなしの心が表現されています。

日常会話ではやや聞き慣れない単語が少し含まれると感じる場合もあるかもしれませんが、Japanese Hospitalityから踏み込んで、より具体的に説明した表現の一例でした。

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「おもてなしの心」 日本語本来の深い意味からの英語訳

外国語に訳しづらい日本語の中にこそ、他国の文化風習にはない日本独自の精神や奥深さがあります。

「おもてなし」以外でも、「お疲れさま」「おかげさまで」「気が利く」などは、その例でしょう。

それらの深みやニュアンスを英語で説明する際、日本語としての本来の意味語源にさかのぼると表現のヒントが見つかります。

もてなし(持て成し)とは?

「もてなし」という言葉は、平安時代に書かれた『源氏物語(西暦1008年頃~)』にも登場し、古くからある日本語です。

翻訳家としても活躍する僧侶、大來尚順(おおぎ しょうじゅん)さんは、おもてなしの「もてなし」は「持て成し」と書き、日本語として4つの意味合いを持つとしています。

  • 待遇:客に対する扱い
  • 接待:客に出すご馳走
  • 態度:人や物事に対する振る舞い方
  • 処置:物事に対する扱い

「持て成し」という言葉に、丁寧さを添える接頭語の「お」を付けて丁寧な真心を加えたものが「おもてなし」。

さらに「おもてなし」には、仏教で言う「応病与薬(おうびょうよやく)」に通ずるニュアンスがあると大來さんは語ります。

応病与薬とは、医者が患者の病気に応じて薬を与えることを、仏が教えを受ける人の素質、資性、能力、要求に応じて法を説くことに喩えたもの。

これらの言葉に共通するのは「相手(の心)に寄り添っている」こと。

できる限り相手の立場に立って物事を考え、必要とされることを提供するのが「おもてなし」の本質という解釈です。

相手の心に大切にするのが「おもてなし」

こちら側の判断だけでもてなすのは、時に「押しつけ」となってしまいかねません。

相手の心に寄り添い、相手のこころを大切にすることが「おもてなしの心」の真髄。

もてなす対象は「相手(お客様)のこころ」です。

このことを踏まえた「おもてなしの心」の英語表現として「take good care of other’s heart」「know other’s feeling/mind/intention」などを加えると、「おもてなし」という言葉が持つさらに深い意味、ニュアンスが伝わるでしょう。

To take good care of other’s heart
(相手の「こころ」を大切にすること)

To know other’s feeling/mind/intention
(相手の気持ちを知ること)

引用元:『訳せない日本語(大來尚順)』

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おもてなし(の心):英語の説明や英会話での表現フレーズまとめ

いかがでしたでしょうか?

英語で表現しづらい言葉を伝える際は、その日本語がもつ本来の深い意味や成り立ちを考えてみることも大切ですね♪♪

訳しにくい英語を、仏教に関する深い知識、言葉本来の深い意味、日本人の心をもとに英語で表現し、解説したのが『訳せない日本語』。

著者は翻訳家や通訳ガイドとしても活躍する浄土真宗本願寺派僧侶の大來尚順(おおぎ しょうじゅん)さん。

「いただきます」「ごちそうさまでした」「いってきます」「おかえり」「しょうがない」「せっかくですが」「こつこつ」「おかげさまで」・・など。数々の英語表現や例文フレーズが目から鱗です。

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