福島県のカブトムシ自然王国「こどもの国 ムシムシランド」を訪問してきました。
福島県田村市、のどかな山里深く、ひっそりと存在感を放っているカブトムシの林。
東京在住者にとって、簡単に行ける場所ではありませんでしたが、面白い体験でした。
早速、ご紹介します。
福島県田村市カブトムシ自然王国「こどものムシムシランド」って?
福島県田村市常葉町。日本初のカブトムシドーム。
自然林をネットで覆い、常時、カブトムシを放虫している自然観察園です。
中に入ってカブトムシの成虫の生態をじっくり観察できます。
同施設に併設されている昆虫展示室(カブト屋敷)にも自由に入場でき、地元の親子連れに人気の場所のようです。
ちなみにネットで調べると、神奈川県横浜市(緑区)に同じ名前の「むしむしランド」というペットショップ名が出てきますが、そこではありません。
(そこもすでに閉店しているっぽいです)
最寄駅からの路線バスなどもなく、自家用車やレンタカーをお勧めします。
最寄りの常葉町からタクシー利用でも可能ですが、その後の移動・行動予定を考えると、タクシーの片道利用は不便ですね。
私は福島県の郡山駅前でレンタカーを借りました。
郡山駅からは車で約50分(距離にして35~36km)。
カーナビで近くまで来たら、わかりやすい案内看板があり、迷うこともなく到着。広い駐車場もあります。
福島県田村市のムシムシランド園内様子と口コミ感想
むしむしランド:メインのカブトムシドームで“かぶと三昧”
園のメインは自然観察園(通称:カブトムシドーム)。
自然林を工事用の足場を利用して全体ネットカブトムシがたくさん(1000匹以上!?)放虫されています。
縦横20~30mくらいの広さの敷地内を自由に歩き、中ではカブトムシを好きなように触ったり、観察したりできます。
ドームの入口では、園を管理している地元のご老人が出迎え、生き生きとした様子で声をかけてくれました。
中に入ると、さっそくこんな感じです。
虫に慣れていないお母さんたちは、カブトムシが一か所に密集している“うじゃうじゃ感”に少しびっくりしている人も多くいました。
でも、すぐ慣れていたみたいです。
エサ台、樹木、ネット、伐採した木々など、いたるところにカブトムシ。
ドーム内で放虫されているのは国産の日本カブトです。
カブトムシは基本的に夜行性。
特にメスは日中、隠れていることが多く、オスが多かったです男の子たちは、オスのカブトムシ同士の戦いなどを喜んで見ていまいた。
このドーム内は、15~30分くらいで見て回れる広さです。
入場券で、何度も出入りできました。カブト虫を触りたい子どもたちは、何度も行ったり来たり。
飽きない様子でした。
また、ドーム内のカブトムシ採集は不可ですが、ドーム外の雑木林では自由に採集でき、取ったカブトムシを家にもち帰ることもできます。
この日は、木の下側の腐葉土などを堀り、メスを2匹ほど捕まえることができました。
囲われた敷地の中とはいえ、子供たちはとても楽しんでいる様子で、とてもよかったです。
むしむしらんど:昆虫展示室・カブト屋敷も見ごたえあり!
2部屋ほどの大きさで大規模な展示ではありませんが、外国産をふくめ、豊富な種のカブトムシやクワガタ、蝶々などの標本が展示されています。
珍しい種の展示も多く、結構、見ごたえがありました。
期間限定で特別企画展も行っているようで、2018年の夏は、鈴木おさむさん監修『世界三大奇蟲展』が開催されていました。
▲写真出典:ムシムシランド公式サイト
展示室にカブトムシグッズを販売するショップもあります。
世界の60種類のカブトムシの写真を実物大でのせたポスターを入手。
耐水性でお風呂の壁に貼りつけて見ることもできるすぐれものです。
こちら昆虫展示室「カブト屋敷」も見ごたえがあり、標本づくりの参考になりました。
子どもとの良い思い出となり、遠くから来てよかったです。
福島県田村市こどもの国ムシムシランド周辺の宿泊飲食施設
カブトムシ自然園は山林や田んぼに囲まれ、周りは何もありませんが、遠方からの来訪でも楽しめるよう近くにウッディホテル「スカイパレスときわ」があります。
カブトムシドームから車で5~6分の丘の上の見晴らしが良い場所にあります。
この「スカイパレス・レストラン」では、阿武隈の山並みを眺めながら、昼食をとったり、くつろぐことができます。
▲写真出典:スカイパレス・レストラン公式サイトより
一点、ご注意は「スカイパレス・レストラン」の営業曜日と営業時間帯です。
・営業時間午前11時より午後2時まで
※夏季は(水)のみ定休いたします。
※上記時間以外や平日はご予約により対応が可能です
※宴会等の都合で営業を休止する場合がございます。
また、以前(東日本大震災の前)は、滑り台やスライダー、アスレチックなどの遊具がある遊園施設がホテル近くに併設されていましたが、現在は閉鎖されています。
敷地内の除染に伴う廃棄物の一時保管が関係し、再開の目途は立っていないようです。
(現在、「遊園地跡地」と呼ばれています)
ムシムシランドまとめ
思ったよりは地味でしたが、こんなにも大量のカブトムシを一度に見る機会はないので、楽しい経験になりました。
毎年、異なるイベント企画を行っているようです。
HPでチェックし、それに合わせて訪問するのも面白そうです。
首都圏から車で日帰りできますが、遠方からの場合、福島の温泉やグルメなど、ほかの用事と組み合わせると、より楽しい1日が過ごせると思います。
よろしければ、こちらの記事もどうぞ。
福島県田村市むしむしらんど:アクセスや利用案内
開園期間と開園時間、定休日
◆入場料
大人 400円、小人(3歳以上高校生以下) 300円
※団体(10名様以上)の場合、割引あり
※雨天の場合は傘などが必要
◆開園期間:例年7月中旬から8月下旬の夏休み期間中
※平成30年は、7月14日より8月26日まで
◆開園時間:午前9時30分から午後4時30分まで
◆定休日:開園期間中の水曜日
場所と交通アクセス
福島県田村市常葉町山根字芦坂(あしさか)68番地(付近)
カーナビなどで「こどもの国ムシムシランド」を電話番号で検索入力すると、「カブトムシ自然観察園」と少し離れた場所にある「遊園地跡地」「スカイパレスときわ」ホテルの中央部付近が案内されるようです。
そのため「カブトムシ自然観察園」を通り過ぎて「遊園地跡地」まで来てしまうことそうなので、カーナビ設定は、上記住所( 福島県田村市常葉町山根字芦坂68番地)を入力しましょう。
●東京(東北自動車道:約3時間)→郡山JCT(磐越自動車道:約15分)→船引・三春IC→(国道288号:約30分)
●東京(常磐自動車道:約2時間)→いわきJCT(磐越自動車道:約30分)→船引・三春IC→(国道288号:約30分)
●東京(東北新幹線:1時間25分)→郡山(磐越東線:約30分)→船引(バス:15分)→常葉町内(タクシー約15分)
●郡山駅からレンタカー利用で約50分出典元:公式サイトより