MOKICHI TRATTORIA(モキチトラットリア)訪問レポート ~ 築450年の古民家のイタリアンでゆったりとした時間と美味を堪能

神奈川県のJR茅ヶ崎駅から内陸方面や約5kmのひっそりとした、目立たない住宅街。

“湘南に残された最後の蔵元”と呼ばれる熊澤酒造は、明治5年に創業して以来の約150年、手作りの少量生産による良質な酒を造り続けています。

伝統ある熊澤酒造ですが、創業以来守り続けてきた場所で、日本酒にとどまらず、酒蔵や古民家を改装したレストランやギャラリーや雑貨屋さんなどを展開しています。

その一画にあるのが、築約450年の古民家を改装したイタリアン・レストラン「MOKICHI TRATTORIA(モキチトラットリア)」

とても目立たない場所にある隠れ家的なレストランにもかかわらず、いつもお客さんで賑わっている不思議なレストラン。

一見は「日本の古民家とイタリア料理のコラボ」というアンマッチな空間ですが、一度、食事をすれば、その独特でゆったりとした空間の心地よさと丁寧な料理に魅了されてしまうはずです。

早速、ご紹介します。

お店の外観

▲敷地内に入ると、そこは古くからある木造の酒蔵。伝統的な日本庭園や文化財のような風情です。

▲酒蔵の横にイタリアンレストラン「MOKICHI TRATTORIA(モキチトラットリア)」、和食の「天青」、自家製パンやスイーツ、蔵元直売店、木造のカフェなど。

▲渋い外観の“湘南ビール”の醸造所

▲名物の湘南ビール。ラインナップも多く、敷地内の直売所では全国への配送もできる。(画像出典元:熊澤酒造公式サイト

テラスを挟んだ奥がMOKICHI TRATTORIA(モキチトラットリア)の入口。

イタリアン・レストランに全く見えません!(よね?笑)

しかしながら、日本の伝統屋敷を改装したこの純和風の建物が、店内に懐かしさ、不思議と落ち着きを醸し出すのです。

お店情報

店名 MOKICHI TRATTORIA
(モキチ・トラットリア)
住所 〒253-0082 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
電話番号 0467-52-6111
定休日 定休日   第3火曜日 ※8・12月は休まず営業(但し、12/31、1/1は休業)
営業時間 <月~金>
11:30~15:00(L.O.14:30)
17:30~22:00(L.O.21:00)
<土・日・祝>
11:30~22:00(L.O.21:00)
予約の可否・必須かどうか 予約可。土日祝の夕食、12時台は予約しておくのが望ましい。(混むと待ち時間多し)
クレジットカード カード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
席数 120席 (分煙)
駐車場 あり(約80台)
ウェブサイト MOKICHI TRATTORIA(公式)
熊澤酒造(公式)

 

アクセス

JR相模線 香川駅下車 徒歩5分(香川駅から約500m)

利用日と利用シーン

正月に3世代2家族(10人)で新年会。夕食。

お友達同士の少人数やデートの二人組などの利用も多く見られ、幅広いシチュエーションで利用できると思います。

店内の様子

▲レジの後ろ「無心」?熊澤酒造の社是は「よっぱらいは日本を豊かにする。」だそうです。

モキチ・トラットリアも「モキチ」は、創業約150年の熊澤酒造の社長様の名前「 茂吉(襲名)」にちなんでいると思われます。

▲建物の柱以外にテーブルや椅子、家具などのインテリア全体が木で統一。古さは感じられず、洗練された新しさの中と古くからの落ち着きが同居しています。

▲店内は詰め込んだ感じがせず、広いスペースをゆったりと、贅沢に使っています。

▲2階の踊りばから1階を見たところ。

▲厨房や準備場は客間に面していて、開放的な空間に心地よいです。

メニュー

ランチメニューは、1,630円(税込)で各種パスタやピッツァ、2,480円でステーキ、4コースセットメニューなどあり。

夕食の定番はMOKICHIコース(税込3,980円)。

「MOKICHI」コースのメニューは2か月に一度、変わるそうです。

「熊澤酒造」自慢のお酒とのマリアージュを楽しむ「Mariage Dinner Course」は税込6480円。

▲その他、各種アラカルトも充実しています。

内容(味、ボリューム)からすると、納得感があり、コストパフォーマンスとしても満足できました。

▲湘南ビールも奥が深い!!

当日の様子

定番のMOKICHIコース(税込3,980円)×人数分」に加え、アラカルトでソーセージの盛り合わせやパスタ4種。

▲1品目(前菜):旬の鮮魚のカルパッチョ

鮮魚は冬においしい寒ブリ。脂がのっていて、臭みが全くなく、食べやすかったです。

とにかく新鮮。海に近い湘南だからこそ?

▲鮮魚の下には赤、黄色、緑の三種のプチトマト。寒ブリのコクに野菜の爽やかさが組み合わさり、舌と目の両方で楽しめました。

ゆっくり一つずつ味わいながら食べました。

▲2品目(スープ):蕪と春菊のポタージュ

スープのベースは蕪(かぶ)。緑の粉のように見えるものは春菊をすりつぶしたもの。

さわやかで飲みやすく、さらにピンクの花びらが気分を高めてくれました。

▲パン:モキチベーカリー(自家製パン)の盛り合わせ。敷地内の売店でも売っていて持ち帰れます。

▲パンは2種のオリーブオイルをつけて食す。オレンジ色は赤唐辛子入りのオリーブオイル。

3品目(お魚):アイナメの炭火焼 ベアルネーズソース

アイナメは川魚。神奈川の渓流で取れたものか。淡白な白身魚の味に炭火の風味があり、身はやわらかく、プリプリ。

とても丁寧に仕上げている感じがします。

エリンギ、人参、プチトマトの付け合せが、味のバランスをさらに良くしている気がします。

▲4品目(お肉):牛頬肉と練粕(ねりかす)のブラザード

ブラザードとは「イタリア風ビーフシチュー」。

一口目の印象は、フランス料理などで良く出てくる「赤ワイン煮込み」の風味。

しかしここは酒造。「練りかす」が入っています。

完全な赤ワイン煮と比べて、重さがなく、食べやすい印象です。

肉はほどよい柔らかさで、ボリュームもちょうどよかったです。

やはりシェフたちが丁寧に作ってくださっている印象を受けました。

▲5品目(ドルチェ):フランボワーズとリコッタチーズのズコット仕立て(コーヒーまたは 紅茶付き)

「リコッタチーズのズコット仕立て」は、アイスクリームのような食感。

デザートの分量がよかったです。

コース全体としては、イタリアンらしく、素材の味を生かしたライトな(軽めの)味付けという印象です。

だからこそ、大人もほどよくお腹いっぱいで、小学生の子どもたちも完食できるコース料理なのでしょう。

スタッフの対応

社員教育が行き届いている印象。動きはテキパキ。付かず離れずのほどよい距離感。

年始のピーク時間帯の超多忙の中で、どのスタッフに声をかけても「感じの良さ」を失わず、また、どんな質問にも的確で迅速な対応をしてもらえました。

プロ意識も徹底されているように感じられました。

その感じの良さは、予約時点から伝わってきていました。

料理や店の雰囲気の良さ以外に、スタッフの良さも人気の秘訣なのでしょう。

お会計

コース料理3980円にドリンク代などで、1人につき約5000円程度。

まとめ

こちらで紹介したのは「モキチ・トラットリア」ですが、同じ敷地内に和食やカフェ、ベーカリー、アーティストのギャラリーなどもあります。

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「モキチ・トラットリア」は、12時~のランチタイムや祝祭日の夕食は混むため、事前予約をお勧めします。

行きづらい場所ですが、かなり幅広いシチュエーションで使えるレストランです。

また、隠れ家的なお店ですので、意外性の演出にも役立つことでしょう。

※熊澤酒造のお店で比較的アクセスの良い場所として、下記の2店舗もあります。

MOKICHI FOODS GARDEN(茅ヶ崎駅から徒歩5分)

MOKICHI CRAFTBEER(藤沢駅から徒歩3分)

じょう

スタッフの皆さん、正月から、ありがとうございました。