イギリスではじまった伝説のロックバンド「クイーン(QUEEN)」。結成から50年がたった現在、数々のクイーンの名曲が日常生活に溶け込み、世代を超えて、誰もが一度は耳にした音楽です。
ここではクイーンの聖地や訪問のお役立ち情報をまとめています。
目次
イギリスにあるクイーンの聖地

©Ridge Farm Studio
コンサートを行った地方都市などを含めれば数多くありますが、ファンにとって重要な聖地は主に下記でしょう。
ロンドン近郊や郊外
- ウェンブリースタジアム
- ケンサルグリーン墓地
- フェルサム
- アイルワース
- 旧イーリングカレッジ オブ アート
- リッジファームスタジオ
- ロックフィールドスタジオ(ウェールズ)
ロンドン市内:ケンジントン
- ガーデンロッジ
- インペリアル カレッジ ユニオン
- ロイヤル アルバート ホール
- ホランドロード周辺
- ケンジントン ハイストリート周辺
ロンドン市内中心街:ソーホー周辺
- ドミニオン シアター
- トライデントvスタジオ
- ウォーダー ストリート(Wardour street)
- プレイハウス シアター
- ナイトクラブ「HEAVEN(ヘブン)」
ロンドン市内:その他
- 旧ハマースミス オデオン
- メトロポリス スタジオ
- オリンピック スタジオ跡
- 旧レインボーシアター
- 聖アウグスティン教会
ほか
イギリス:ロンドン近郊や郊外の聖地
- ウェンブリースタジアム
- フェルサム
- アイルワース
- 旧イーリングカレッジ オブ アート
- ケンサルグリーン墓地
- リッジファームスタジオ
- ロックフィールドスタジオ(ウェールズ)
1985年のライヴエイドが行われたウェンブリー スタジアム。それ以外にも何度かクイーンがコンサートを行って場所。現在は建て替えられた新しいスタジアムですが、スタジアムに通ずる道は当時を彷彿とさせます。

Wembley Stadium©Wikiolo from Wikipedia
1964年、フレディマーキュリー家族がザンジバル島(アフリカ)から亡命してロンドン郊外のフェルサムへ移住。当時一家が住んでいた家にはそのことを示すプラーク(標板)が掲げられています。
フレディマーキュリーがイギリスへ移住後、最初に通ったのが旧アイルワース ポリテクニック スクール。その場所は現在ウェストテムズカレッジとなり、当時の面影はほとんどないようです。
その後にフレディが通った旧イーリング カレッジ オブ アートは現在のウェストロンドンカレッジ。校友のティムスタッフェルを通じてブライアンメイと出会ったとされています。この学校に通っていなければ、クイーンは生まれていなかったかもしれません。

Former Isleworth Polytechnic school©https://bit.ly/3cJljmc
ケンサルグリーン墓地はフレディ他界後に火葬された場所。その遺灰がどこにあるかは公にされておらず、フレディの元恋人(永遠の親友)であるメアリーオースティンだけが知っているとされています。
リッジファーム スタジオは、アルバム『オペラ座の夜(A Night at the Opera)』収録のためのセッションをかさねた場所。ロンドンから約60km離れたドーキングにあります。現在、リッジファームはイベント会場兼宿泊施設として営業しています。

Ridge Farm©Steve Guess from Wikipedia
ロックフィールド スタジオはロンドンから車で3~4時間の農場にあるスタジオで、名曲ボヘミアンラプソディが収録されたスタジオの一つ。ウェールズ領内にあります。
ロンドン近郊や郊外にあるクイーンの聖地詳細は下の記事をどうぞ♪
イギリス:ロンドンのケンジントン周辺の聖地
クイーンがはじまり、バンドが育った青春の地、フレディマーキュリー終焉の地「ガーデンロッヂ」がある永遠の聖地。
メンバーの一部は現在もこのエリアを生活拠点としています。
- ガーデンロッジ
- インペリアル カレッジ ユニオン
- ロイヤル アルバート ホール
- ホランドロード周辺
- ケンジントン ハイストリート周辺
フレディマーキュリーが全盛期を迎えていた1990年前後に住んでいた邸宅で、エイズで亡くなった場所がガーデンロッジ。クイーンファン最大の聖地です。

Garden Lodge: Former Freddie Mercury House
クイーンはじまりの地がインペリアル カレッジ ユニオン。ブライアンとロジャー、ティム(フレディの前のボーカル)はここでバンド活動を始めました。
クイーンの前身バンド「スマイル」の時代の写真で有名なロイヤル アルバート ホールは、その後、ブライアンメイとロジャーテイラーのクイーンで出演したことがある場所。

Royal Albert Hall
ケンジントン地区は1970年代を中心にクイーンのメンバーが若き頃の生活拠点。ホランドロード通り沿いにはフレディが恋人のメアリーと住んでいたフラット(家)がありました。
ケンジントン ハイストリート周辺はフレディがはじめて一人暮らしを始めた場所やメアリーが勤めていたデパート“BIBA”などがあった場所。映画『ボヘミアン ラプソディ』の多くのシーンで舞台になっています。
ケンジントン周辺にあるクイーンの聖地詳細は下の記事をどうぞ♪
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イギリス:ロンドン中心街:ソーホー周辺
ロンドン中心部にはソーホーをはじめ、1960~70年代のイギリスロックミュージックの聖地で「Sex&Drug&Rock 'n' roll」という言葉に象徴されるロックファンたちが集っていた場所。
現在はレストラン・カフェ・クラブなどが集まる歓楽街。
- ドミニオン シアター
- トライデントスタジオ
- ウォーダー ストリート
- プレイハウス シアター
- ナイトクラブ「HEAVEN(ヘブン)」
ドミニオン シアターでは2002年~2014年にかけてミュージカル「We will rock you」が上演されていました。2014年5月にロングランが幕を閉じるまでクイーンファン必見の地の一つでした。

Dominion theater in 2000's©C Ford from Wikipedia
トライデント スタジオは1970年代当時、最先端のレコーディング設備のあった有名スタジオがあった場所。クイーン以外にビートルズ、ローリング ストーンズ、デヴィット ボウイなどが収録に使っています。

Trident Studio
クイーンのメンバーたちトライデント スタジオに近いウォーダーストリートのパブ(イギリス風立ち飲み居酒屋)に何度も通っていたようです。
トラファルガースクエアから近くにはプレイハウス シアター。プレイハウスシアターはアルバム「カインド・オブ・マジック(A Kind of Magic)」のミュージックビデオを撮影した場所。
その近くにはフレディ・マーキュリーが通ったと言われる1979年から続くナイトクラブ「HEAVEN」が残ります。
ロンドン中心部にあるクイーンの聖地詳細は下の記事をどうぞ♪
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ロンドン市内:その他
その他には下記の場所もクイーンゆかりの地としてよく知られています。
- 旧ハマースミス オデオン
- メトロポリス スタジオ
- オリンピック スタジオ跡
- 旧レインボーシアター
- 聖アウグスティン教会
ライブアルバム『オデオン座の夜』のジャケット写真になっているのが旧ハースミス オデオン。クイーンが何度もクリスマスコンサートを開いた場所で、現在はイヴェンティム アポロの名となっています。

Former Hammersmith Odeon©Edwardx from Wikipedia
メトロポリス スタジオ(Metropolis Studios)はアルバム『イニュエンドゥ』が制作されたスタジオで、マイケルジャクソンやU2もここでレコーディング。その後、改装をしながら現在もスタジオとして営業しているようです。

Metropolis Studios©https://www.headbox.com
メトロポリス スタジオ公式サイト
https://www.thisismetropolis.com/
オリンピック スタジオ(Olympic Studios)は当時ロンドン随一のスタジオの跡。レッドツェッペリンの『天国への階段』のほか、クイーンの『オペラ座の夜』の一部が収録。

Olympic Studios©https://thebrandgym.com
旧レインボーシアターは1974年の伝説ライブ『ライヴ・アット・ザ・レインボー‘74』が行われた場所。クイーンはこのコンサートをきっかけとしてイギリス国内でブレイクしていったと言われます。現在は宗教団体の施設の所有となり、教会として使用されているようです。

Former Rainbow theather©Ewan Munro from Wikipedia
ブライアンメイ作曲の名曲『We Will Rock You』が収録されたのが聖アウグスティン教会に併設する建物(スタジオ跡)。床を踏みしながらドンドンチャ♪ という有名なリズムクイーンファンでなくとも知っているフレーズ。クイーンはここで当時全盛だったセックスピストルズのメンバーと鉢合わせとなり、不良ベーシストだったシド・ヴィシャスとひと悶着あったという逸話も伝えられています。

St.Augustine's Church©https://www.staugustine.org.uk
映画『ボヘミアン ラプソディ』のロケ地

Rutland Arms Pub©https://www.visitlondon.com
2019年に大ヒットした映画『ボヘミアン ラプソディ』のロケ地は、実際とは違う場所での撮影がほぼ大部分と言えます。
観光地でなく、一般入場できないような場所がほとんどですが、どんな場所で撮影したかは興味深いですね♪♪
クイーンのメンバーがプロデューサーのジョン リードと初めて出会ったシーンを撮影したパブは、普通にパブとして営業しているようです。
映画『ボヘミアン ラプソディ』のロケ地情報は下の記事をどうぞ♪
イギリスのクイーン聖地巡りの実用情報
イギリスのクイーンの聖地巡りの方法はいくつかあります。
- 個人(完全フリー)
- 現地オプショナルツアーを利用(新型コロナの影響あり)
- 旅行会社のツアーを利用(不定期)
以下ではフリーでクイーンの聖地巡りをする場合の旅行計画のヒントや現地の参考情報を紹介しています。
季節や治安など旅行計画のヒント
ロンドンのホテル選び
交通手段など観光見学のヒント
スイスにあるクイーンの聖地(モントルー)

Montreux in 1979©https://queenphotos.wordpress.com
ロンドン中心部にはソーホーをはじめ、1960~70年代のイギリスロックミュージックの聖地で「Sex&Drug&Rock 'n' roll」という言葉に象徴されるロックファンたちが集っていた場所。
現在はレストラン・カフェ・クラブなどが集まる歓楽街。
- フレディ マーキュリー像
- クイーン スタジオ エクスペリエンス
- フェアモント モントルーパレス
- フレディが所有した別荘マンション
- ダックハウス
スイスのモントルーの中心広場にあるフレディマーキュリー像。かつてクイーンが所有したスタジオ跡の近くにあり、町のシンボルになっています。
クイーン スタジオ エクスペリエンスはかつてのスタジオを一部を残した施設。現在はモントルーカジノの建物内にあり、クイーンに関する展示物やコントロールルームを見ることができます。

モントルーのフレディ像
フェアモント モントルーパレスはモントルーの高級ホテル。クイーンがモントルーに滞在した際、常宿として使用し、ベルコニーで撮影したフレディの写真などが残っています。
レマン湖沿いの立ち並ぶ建物の一つにフレディマーキュリーが亡くなる直前まで別荘として使用していたレ トゥーエル(LES TOURELLES)と呼ばれるマンションが残ります。このマンションにまつわる話はフレディのマネージャーだったピーター フリーストーンの話として伝記に残っています。
ダックハウスは1970年代後半から1991年に亡くなるまで、フレディ・マーキュリーが使用していた湖畔の貸し別荘。現在も貸し別荘として営業しています。
スイスのモントルーのクイーンの聖地詳細は下の記事をどうぞ♪
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スイス(モントルー)のクイーン聖地巡りの実用情報
モントルーの町の規模はさほど大きいものでなく、ロンドンと比べれば、フリーで動きやすい場所と言えます。別の目的でスイスを訪問した際についでに1~2泊するという方法もあるでしょう。
交通手段や見学など旅行計画のヒント
モントルーのホテル選び
クイーンの関連情報
よろしければ、こちらもどうぞ。
2021年に発売のクイーン大型写真集(部数限定)
クイーン : フォトグラフス ニール・プレストン写真集
Queen : The Neal Preston Photographs
ブライアン・メイが時に5人目のメンバーと呼んだフォトグラファーによる写真集。
写真集の説明動画
写真集の詳細
クイーンの公式フォトグラファーによる最新写真集『クイーン・フォトグラフス ニール・プレストン写真集』の日本語版が発売。
ブライアン・メイが時に5人目のメンバーと呼んだフォトグラファー、ニール・プレストン。彼はレッド・ツェッペリンとの仕事でもよく知られているが、クイーンとは、1977年の「世界に捧ぐ」ツアーから共に全世界を回り、フレディ在籍時のラスト・ツアーとなった1986年の「マジック」ツアーの最終公演地までバンドの歴史の一瞬一瞬に立ち会い、最も近い所から4人を撮影し続けた。時に、楽器に触れそうなステージ・サイド、時に、関係者以外立ち入り禁止の楽屋、時に、つかの間のプライヴェート・タイムまで、ニールがいかにメンバーに愛され、信頼されいていたかが窺い知れる奇跡のショットが並ぶ。
写真集には、ロック・バンド前人未踏の1981年の南米ツアーの一部始終、マイケル・ジャクソン、アンディ・ウォーホルとの対面、ディズニーランドで見せる素顔、そして、フレディが体をそらせ天を仰ぐ、あのステージ・ショット。あまりに有名なこの1枚は、マジック・ツアーのウェンブリー・アリーナでステージが始まった直後、4枚目のショットとして撮影されたという。写真集の表紙は、1981年の南米ツアーで観客の暴動を避けるために武装警官がステージ前に並んだ、いわくつきのショットが採用された。アート・ディレクションはアルバム『ミラクル』以降のスリーヴ・デザイナーとしてバンドと関わりの深いリチャード・グレイが担当。また、ニール自身は撮影の様々な思い出と各場面の短いキャプションを記して、ロジャー・テイラーとブラアイン・メイが前書きを寄せている。
引用元:MUSIC LIFE
2020年発売:クイーン+アダムランバートによる初のライヴアルバム
クイーン+アダム ランバート
ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド(SHM-CD+DVD)
【Live Around the World】
QUEEN+Adam Lambertとして現在までに計218公演のコンサートを数え、総動員数は3,659,232人を記録。彼らのライブ・アルバムが映像商品の付属ではなく、CDや配信といった公式音源として発売されるのは今回が初。
ライブアルバムの説明動画
ライブアルバムの詳細
クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーがアダム・ランバートと初共演を果たしたのは、2009年、ランバートが出場していた米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン8のフィナーレに2人がゲスト出演した時のことだ。以来、クイーン+アダム・ランバートは躍進の一途をたどり、世界最大の動員力を誇るツアー・バンドの一つとなった。最も近いところでは、オセアニア・ツアー(2020年2月)を完売。中でもシドニーのANZスタジアム公演では、一夜限りのライヴに記録を塗り替える6万人以上の観客が詰めかけた。それを含め、これまでに彼らは世界各地で累計400万人近い観客を動員している。
もしも時を異にしていたなら、今頃ブライアン、ロジャー、アダムの3人は、ヨーロッパ9カ国27公演という、さらなる大規模ツアーを終えたばかりのはずであった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年夏に予定されていた英欧ツアーは来年への延期を余儀なくされた。クイーン+アダム・ランバートはそれを念頭に、今回の延期で落胆している約50万人のチケットを保有するファンの人々に、慰めとなる何かを行おうと、その方法を模索した。
(中略)
ライヴ・アルバム『Live Around The World』に収録されるのは、彼らがこれまで世界中で行ってきたコンサートのハイライト集で、今回初めて音源化・映像化が実現したものも含め、ロジャー、ブライアン、アダムの3人が、延べ200公演以上の中から自ら選りすぐった内容となっている。
アルバムに収録される演奏は、ブラジルとポルトガルの両国で開催されたフェスティバル<ロック・イン・リオ>をはじめ、イギリスの<ワイト島フェスティバル>、日本の<サマーソニック>、全英および北米ツアーから厳選した幾つかの公演の抜粋、そしてロックダウン(都市封鎖)前に行った最新ライヴのうちの一つであるオーストラリア・シドニーで開催された森林火災復興支援チャリティ・コンサート<ファイア・ファイト・オーストラリア>などの模様だ。
<ファイア・ファイト・オーストラリア>でのパフォーマンスは、クイーン史に燦然と輝く1985年の<ライヴ・エイド>出演時と同じセット、つまり「Bohemian Rhapsody」「Radio Ga Ga」「Hammer To Fall」「Crazy Little Thing Called Love」「We Will Rock You」「We Are The Champions」に、さらにフレディ・マーキュリーと観客の伝説的な掛け合い「Ay-Ohs」をも加えてフルで再現したもので、22分間に及ぶステージ丸ごと全曲が、全てのフォーマットに収録されている。
CDの収録トラック20曲に含まれているのは、「Don’t Stop Me Now」や「I Want To Break Free」をはじめとするクイーン・ファンに長年愛されてきた曲に加え、フレディ・マーキュリーが作詞・作曲した 「Love Kills」や「I Was Born To Love You」のクイーン+アダム・ランバートver.などのレア音源も収録。
本ライヴ・アルバムは、CD、CD+DVD、CD+Blu-ray、そしてアナログ盤の各フォーマットでリリースされ、そのうちDVDとBlu-rayには、ロジャー・テイラーが同じくドラマーの息子ルーファス・テイラーと共演した「Drum Battle」や、ブライアン・メイによる10分間の「The Guitar Solo < Last Horizon>」といったパフォーマンス映像が追加収録されている。
引用元:discovermusic.jp
ブルーレイ版もあり