子連れの家族旅行など、ファミリー3~4名で大阪に滞在する場合、できれば1部屋に全員泊まった方が楽しく、費用も2部屋利用の場合の半分くらいに安くできます。
今回、ウェスティンホテル大阪に小学生2人を含む、家族4人で1室に宿泊しました。
ウェスティンといえば、“大人向けの高級ホテル?”というイメージですが、家族利用にも良いホテルです。
この記事では、その体験談と予約方法の注意点などを写真付きでご紹介します。
目次
ウェスティンホテル大阪:便利なロケーション
ウェスティンホテル大阪は、大阪の中心「梅田駅」と「大阪駅」の近く。
「ミナミ(道頓堀周辺)」や「通天閣」「大阪城」など、大阪の各地に点在する主要観光地の中間点にあり、どの場所にもアクセスがしやすい場所です。
子連れに人気のUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)までも、ホテルを出てからゲートまで約30~40分。
電車に乗っている時間は、ウェスティン大阪の最寄りの「大阪駅」からUSJのある「ユニバーサルシティ駅」まで直通列車で約12分。
下の地図で青丸❶がウェスティンホテル大阪、オレンジ色は大阪駅と梅田駅。
紫色の❶~❺が大阪周辺の主要観光地です。
ウェスティンホテル大阪は3名又は4名1室利用できる?
子供の宿泊条件の確認(チャイルド・ポリシー)
ホテルでは「大人2名1室(ツインユース)」または「大人1名1室(シングルユース)」の利用が基本。
3~5名で1部屋を利用することが一般的な和室(旅館)と異なるので注意が必要です。
3人で1部屋や4人1室利用の可否、その際の子供料金の設定は、ホテルによっても異なります。
さらに同じホテル内でも、メンバーズカードや特定のクレジットカード有無により、対応に違いが出ることもあります。(今回の宿泊はSPGカードというクレジットカードの特典を利用しています)
3名以上で1室に宿泊を検討している場合に確認しておきたいのは以下の点でしょう。
◇添い寝が可能か?年齢制限は?追加料金は? |
◇エキストラベッド(3台目のベッド)を入れられる?追加料金は? |
◇ホテルのメンバーズカードや特定のクレジットカードの優待はある? ※今回SPG AMEXカードを持っていたことが、大幅な費用減につながりました |
◇基本プランの2名1室の部屋のベッドの数は?(キングサイズ1台、クイーンサイズ2台とか) ※一般的に「ダブル」という表記はキングまたはクイーンサイズのベッド1台(2名用)、「ツイン」と表記の場合はベッドが2台 ※特に海外などでは、ベッドの数が確約されないこともあるので注意(ダブルまたはツインのどちらか) |
ェスティンホテル大阪の公式サイトで、チャイルド・ポリシーを見てみると、下記の記載があります。
小学生以上は大人料金にてお申し込みいただきますようお願いいたします。
なお、エキストラベッドがご入用の場合は、 スタンダードフロア5,000円(エグゼクティブクラブ10,000円)のエキストラベッド代金を申し受け賜ります。
なおエキストラベッドは1室に1台のみ設置できます。 エキストラベッドは台数に限りがございますため、ご利用の可否につきましてはご予約の際にご確認ください。
出典:ウェスティン大阪の公式サイト「FAQ(お子様とのご宿泊について)」より
関連部分の該当箇所を画像クリックで開く
SPGカード利用で家族泊をお得できた
ウェスティンホテル大阪の公式サイトには「小学生以上は大人料金にてお申し込み」と記載がありました。
しかし、SPGアメックスカード(クレジットカード)を持ち、SPGカード経由で宿泊予約をした場合、17歳までは添い寝無料となります。
ウェスティンホテル以外にも、シェラトンやマリオットなど、国内外の高級ホテルの会員特典が受けられます。
SPGアメックスカードの利点は、宿泊当日の空室状況次第で無料で部屋のアップグレードを受けられることがあるところ。
その他に、日本国内28空港(羽田、成田、伊丹、関空、中部等)では、優良ラウンジを無料で利用できる。
海外旅行の場合は海外旅行保険も自動付帯されています(2019年現在/旅費のカード支払いで補償額がさらにアップ)。
SPGカードが「陸マイラー(飛行機以外でマイルを集めて特典旅行を楽しむ人たち)」や「家族旅行好き」の間で人気が高いのは、年1回の旅行だけで年会費の元が簡単に取れてしまうことが多いからと言えそうです。
ファミリーで1室利用の注意点(ベッドの数)
3~4名で1室利用する場合のパターンはいくつかの方法があります。
エキストラベッドを使用しなければならないかどうかは、年齢だけでなく、お子さんの体のサイズにもよるでしょう。
小学生でも高学年で170cm前後の大きめな身長であれば、添い寝は難しいかもしれません。
3名1室利用の方法 | |
ベッド2つ | ベッド1:大人+子ども(添い寝)/ベッド2:大人 (3人目は添い寝し、エキストラベッドを入れない方法) |
ベッド3つ | ベッド1:大人/ベッド2:大人/ベッド3:子ども(中学生以上とか添い寝しない場合) (3人目はエキストラベッドを使う方法) |
4人1室利用の3つの方法 | |
ベッド2つ | ベッド1:大人+子ども➀(添い寝)/ベッド2:大人+子ども②(添い寝) ※子供2人は添い寝、エキストラベッドを入れない方法 |
ベッド3つ | ベッド1:大人+子ども②(添い寝)/ベッド2:大人/ベッド3:子ども➀(中学生以上とか添い寝しない場合) ※子供2名のうち1名は添い寝、もう1名はエキストラベッド利用 |
ウェスティン大阪のデラックスルーム(41㎡)
筆者はウェスティン大阪で、1回の3泊の滞在で2つのカテゴリーに宿泊しました。
最初の1泊はデラックスルーム。いわゆる一番下のスタンダードなカテゴリーです。
後半の2泊はコーナースイートにアップグレードしました。
デラックスルームは、いわゆる高級ホテルでの一番下のスタンダードカテゴリー。
ですが、40㎡もあるのは十分に広めですね。
デラックスルームの利点は、
◇一番リーズナブルな料金
◇一番下のカテゴリーとしてはゆったりとしたスペース(広め)
◇ベッドマットやリネンなどは、他のアッパーカテゴリーと同じで快適
といったところでしょう。
部屋の階数は8~20階です。
ウェスティン大阪・デラックスルーム(ツイン)の見取図
ウェスティン大阪・デラックスルーム(ツイン)の様子
▲入口を入って目に入ってくる部屋全体の風景
▲左側はエキストラベッド。部屋は41㎡あるが、小学生2名を含む「4名1室」の場合は少々過密感を感じた。
▲ベッドサイズやベッドマット、リネンはアッパーカテゴリー(コーナースイート)と同じもの
▲エキストラベッドを入れずに【ツイン】のままの場合は幅110cmのベッドが2台
ウェスティン大阪・デラックスルームのバスまわり
▲バスルーム。洗面台は1名用(コーナースイートは2名用)。
▲高級感のあるバスタブ(浴槽)
▲バスタブ以外にシャワーブースあり
ウェスティン大阪・デラックスルームの備品やアメニティ
一通りのものはすべて揃っています。
▲ミニバーとティーセット
▲ティーセットは紅茶(ダージリン、アールグレイ)、緑茶、コーヒーの3種類
▲クローゼット。上の棚にはガウン
▲クローゼットの下にはセーフティボックス(暗証番号で使う金庫)とスリッパ
▲ドライヤーあり
▲浴衣!!靴磨き!!
▲子供用のスリッパ
▲子供用の洗面用品
ウェスティン大阪・コーナースイート(60㎡)
コーナースイートの利点は、
◇角部屋だから窓が多く、部屋が明るい。部屋からの眺望が良い(ほぼ180度に近い視界)。
◇スイートのため寝室とリヴィングが分かれており、全体的に広々として解放感がある。
といったところでしょう。
部屋の階数は10~22階です。
ウェスティン大阪・コーナースイートの見取図
ウェスティン大阪・コーナースイートの様子
▲まず入口ドアを開けて目に入ってくる居住スペースがこちら
▲居住スペースから入口ドアの方向を見た写真
▲居住スペースと寝室が短い廊下のようにつながっている
眺めがよく、解放感のある部屋でした。
▲寝室スペースの全体、エキストラベッドが右側
▲写真手前がエキストラベッド
▲エキストラベッドを入れずに【ツイン】のままの場合は幅110cmのベッドが2台
部屋は明るく眺めが良いです。
▲寝室から居住側を見た写真。写真中央左がクローゼット(鏡部分)、右側がバスルームとトイレの入り口
▲バスルームは基本的にデラックスルームと同じだが、洗面台の数が異なる。コーナースイートは2名用(デラックスルームは1名用)。
▲部屋からの眺望(北方向)。部屋をつなぐ廊下部分も含めると、ほぼ180度に近い視界。
▲部屋からの眺望(西方向)。
▲部屋からの眺望(南東方向)。時間帯とともに変わってゆく、淀川と山の稜線の景色が美しすぎた。
ウェスティン大阪の無料シャトルバス(大阪駅、梅田駅)
ウェスティン大阪⇔大阪駅(梅田駅)までは歩けなくない距離(徒歩10分くらい)ですが、荷物が多いときや疲れている時は、無料のシャトルバスが使えます。
発着のバス停は大阪駅の改札近く(梅田駅方面と反対側)。
朝8時~22時頃まで「15分おき」に出ているので安心です。
大阪駅到着後、雨の日でも傘なしでホテルまで行くことができます。
シャトルバスに時刻表や乗降場所などに関する情報はこちら(公式サイトより)
▲JR大阪駅の「桜橋口」近くのシャトルバスのりば
▲ウェスティン大阪⇔大阪駅間を往復する赤色のバス
▲ウェスティン大阪ホテル横のシャトルバス乗降場所▼