羽田空港での日本航空(JAL)主催の工場見学に行ってきました。
日本航空が社会貢献活動「空育」の一環として、入場料無料で実施しているもの。
大人同士、親子家族、どちらでも楽しめること間違いなしの半日無料ツアーを紹介。
スカイミュージアム:館内展示を自由見学
館内職員の案内で建物(SKY MUSEUM)の中に入ります。
まずはSKY MUSEUMの案内図。
レクチャーホールが3部屋、仕事紹介エリア、アーカイブス(歴史変遷)など展示ブースのほか、お土産店も。
英語と中国語の表記もあり、外国人対応もしているのですね!
まずはこのエリアで約30分、自由に見学です。
▲普段目にすることの少ない「航空整備士」のブース。飛行機の安全性にかかわる部分。
▲グランドハンドリング&貨物スタッフの仕事のブース。
▲パイロットのブースでは、実際にコックピットに座ってみることもできます。
アーカイブスのブースにあった扇。
お客様へのお土産として配っただけでなく、空調の技術がまだ十分でなかった頃には、実用品としての意味合いもあったそうです。
▲歴代のCAさんの制服▼
アーカイブのところでは、日本の航空史、日本航空の歴史を見学できました。
日本航空の会社設立が1951年。まだ、70年弱しかたっていないのですね・・・
飛行機の進化はすごいです。
JAL工場見学ツアー:教室内でのレクチャー
その後、約30分、レクチャー室でJALの現役の職員のかたから話を聞けました。
撮影禁止でしたが、「飛行機が飛ぶ原理」や「安全に飛ぶ最新の技術」などを素人でもわかりやすく教えてくださいました。
たとえば、下記のような、とても興味がわく内容でした。
●羽田空港は離発着数は世界で5番目。(アトランタ、北京、ドバイ、ロスの次)
●離発着頻度を均等にわると、2~3分に1便。
ラッシュ時間帯には1分数十秒に1回。(そんなに混雑しているとは!定刻運航したいのがよくわかった)
●羽田には滑走路が4本あるが、風向きによって、離発着で利用する滑走を流動的に変えている。
これが目から鱗!
●ジャンボ一機を満席で運航する場合総重量は、約300数十トン。
象が約75頭、8両編成の新幹線とほぼ同じ重さ。
●重さのうち、機体が約半分近く、積んでいる燃料の重さが約4割。
乗客、貨物が1割弱。(重量は機材や路線、乗客数によって前後するので一例)
レクチャー室の写真が公式サイトに少し掲載されています。
JAL工場見学最大のハイライト:日本航空の格納庫見学
館内でのレクチャーや展示見学が終わると、いよいよ現場の見学。
このツアー最大のハイライト見学です。
約40分、普段、決して目にすることのない飛行機のメンテナンスを間近で見学。
とにかく大迫力!!
スタッフの話では、見学しているうちに、お子さん連れできたお父さんのほうが、はしゃぎはじめてしまうとのこと。
それは確かにそうかも。大人が童心にかえってにテンション上がります。
JAL工場見学SKY MUSEUM:アクセスと予約(完全予約制)
場所は、東京モノレール「新整備場」駅下車、徒歩2分。
急行が止まらないので、ご注意です。時間もかかります。
「駐車場、駐輪場はございませんので、自家用車、自転車でのご来場はご遠慮ください。」とあります。
JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜 アクセス(公式サイトより)
完全予約制。
このツアー見学のための最大の難関は予約を取ることだそうです。
見学希望日6ヶ月前の同一日09:30より予約受付を開始。
お申し込みは、インターネットでのみです。
個人で何度か予約見学したことがある人の経験談では、予約受付開始後、あっという間に埋まってしまうことが多いとの話でした。
特に土曜日は人気が高く、平日が狙いめとのこと。
JALカード会員が優遇される日もあるようで、JALカード会員限定日は一般枠よりも有利かもしれません。
JAL「空育」工場見学SKY MUSEUM まとめ
約2時間弱の見学。
工場見学で飛行機の安全管理の現場、大型のジェット機が安全に飛ぶ原理も少し教えてもらったことで、安心感も高まりました。
ストラップ付きの入館証、リーフレットは、記念土産として持ち帰ることができました。
ANA工場見学サイト
全日空でもこうしたツアーがあります。
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