シンガポールのマリーナベイサンズ。
子連れ旅行、家族旅行にもお勧めできますが、どのタイプ部屋(カテゴリー)を選ぶか迷いませんか?
今回、家族旅行で4人1部屋のプレミアルームに宿泊しました。
この記事では「たくさんあるカテゴリーのどれを選べばよい?おすすめは?」「家族で宿泊する際の注意点や方法は?」「プレミアルームどうだった?」といった疑問をもつ人へ向けてのヒントをご紹介!!
部屋選びの注意点以外に、マリーナベイサンズのサービスについての感想も書いています。
マリーナ ベイサンズの部屋タイプ、カテゴリー
今回、5つあるカテゴリー(※)のうち、プレミアツイン1室を4名利用で利用しました。
(※)デラックス<プレミア<クラブ<グランド・クラブ<スイート
予約当時はプレミアルームの「ビュー指定なし」プランですが、現在、「バルコニー付き下層階」というカテゴリー名に属します。
予算に糸目のない場合は別ですが、子連れ家族旅行では何かとお金がかかります。
それを選んだ理由や各部屋の特徴(メリット、デメリット)をお書きしたいと思います。
デラックスルーム(39㎡)
いわゆるスタンダードルーム。
高級ホテルでは一番下のカテゴリーを「デラックス」と名付けているケースが多いですよね。
39㎡なので1部屋としては狭くなく、むしろ広いほうです。
(一般的な高級ホテルの一番下のカテゴリーの広さは25~32㎡くらい)
ただ、小学生2人を連れた4人だと狭い感があります。
仮に、隣り合う2部屋が内部ドアでつながる「コネクティング」ルームがあったとしても、2部屋分の(2倍の)宿泊料を使うのは予算的にも疑問でした。
さらにバスタブなしのシャワーのみのお部屋。
4連泊で長いので、もう少し広めのプレミア・ルーム1部屋にしよう、ということになりました。
プレミアルーム(42~47㎡)
今回利用したカテゴリーです。
エキストラベッド1台を加えた計3台のベッドでしたが、広さとしては子連れ4人家族でも十分快適でした。
ちなみにガーデンビュー(ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの方向)でした。
プレミアルームには以下の5種類のビュー(眺望)があります。
●下層階:2階から18階
バルコニー付き下層階(2階から9階)
または、床から天井までの窓付き下層階(2階から18階)
※以前は「ビュー指定なし」というカテゴリー名でしたが、現在「下層階」に変名
●ガーデンビュー:10階から39階/ガーデン側
●シティビュー:19階から39階/市街側
●スカイビュー:40階以上/市街側
●ハーバービュー:40階以上/海側
ハーバービューは、シンガポールの市街地(マーライオンなどの方向)の方向、マリーナ湾のビューで魅力的です。
しかし今回は、4泊分差額を考えて景色より予算の安さを選びました。
下層階(今回は6階)ではありましたが、バルコニー付きです。
全体的に広々していたのが、ファミリーにとってはとても良かったです。コスパも十分でした。
(この記事の下にバルコニー付きの写真を載せています)
ホテルの規定によると、この部屋1室を使える最大人数は「大人2名+12才以下の子供2名の計4名」または「大人3名」までとなっています。
一般的な話で、部屋タイプ指定なし(Run of the House)やビュー指定なしで予約した場合、空室があれば、追加料金なしで「ビューの良い部屋」をあてがってくれることもあります。
しかし、マリーナベイサンズの場合、比較的混んでいるなどの理由から、それはあまり期待できないかもしれません。
もしも夫婦ふたりだったり、デートや新婚旅行だったら、ちょっと無理(背伸び)をしてでも、ハーバーやスカイ指定の予約をしていたかもしれません。。
ビューの良さが宿泊の良い思い出に変わるはずですので。
ベッドについて
プレミアルームでは「キングサイズのダブルベッド1つ(ダブルベッド)」と「シングルベッド2つ(ツインベッド)」のどちらかを選べるようになっています。
一般的にシングルベッドと言った場合の幅はまちまちで、100cmのものもあれば、150mくらいのクイーンサイズ・ベッドに近い幅のものまであります。
マリーナベイサンズのエキストラベッドは100cmくらい。
予め備えつけのシングルベッドの幅はおよそ130~140cmくらいでした。
130cmくらいというのは大人2人が眠るにはかなりギリギリ。
体が大きいと1つのベッドに2人寝るのは無理そうなサイズでした。
それぞれの写真を下に添付します。一番左がエキストラベッドです。(クリックすると写真が拡大します)
ファミリールーム(86㎡)
ご家族でしたら、こちらが本命かと思います。
キングサイズベッド1台、シングルサイズベッド2台 なので、ベッドの数も、ほかのタイプの部屋にエキストラを入れたのと同じくらいです。
ただ、今回空きがなかったのと、予算的にも選択肢から外しました。
おそらく部屋数も少ないので、早期予約が必要と思われます。
(外国人の家族連れはとても多いです)
クラブルーム(61㎡)、グランド・クラブルーム(79㎡)ほか
VIP以外にも、カップル旅行(特に新婚旅行)におすすめのカテゴリーです。
高層階のビューや部屋の広さ、設備が魅力的なのはもちろんですが、最大の特典は55階のラグジュアリーな「Club55ラウンジ」を利用できることかと思います。
Club55では、素晴らしいビューの広がる部屋で、無料の朝食、無料のアフタヌーンティーを味わうことができます。
このカテゴリー以上の宿泊客でなければ、エリアに立ち入れないので、他のレストランのような喧噪感がありません。
そこにいる人たちも、その部屋料を払えるクラスの人たちなので、落ち着いた時間を過ごせることでしょう。
ただ、家族4人の場合、料金以外の問題点がありました。
クラブルームの場合、ベッドタイプは基本的にベッドマットが離れていないタイプのベッド(キングサイズ)が1つ。
背の大きい家族4人で宿泊するとなると、エキストラベッド1つでは足らない点です。
部屋のサイズが大きいので、エキストラベッド2つ入れることはできるはずです。
しかしその場合、リビングスペース(ソファーのある広めのスペース)をつぶさなければいけなくなってしまいます。せっかくの広々とした居住性が損なわれてしまいます。
クラブルームの画像と仕様 / グランド・クラブルームの画像と仕様
その他にも各種のスイートルームがあります。
マリーナ・ベイサンズのプレミアルームの一例
以下は、無事、エキストラベッド(手前)が入った部屋の様子です。
こちらはプレミアルーム(バルコニー付き低層階)の部屋(6階)からの眺望。
バルコニーから望む「Gardens by the bay」です。
今回、角部屋だったので、バルコニーの横側の景色も撮影できました。
下層階でしたが、バルコニー付きで開放感も十分。
47㎡あると、4人1部屋でも狭くかんじることはありませんでした。
ウェブサイトでの予約では「下層階」指定の場合、バルコニー付き(2~9階)とバルコニー無し(2~18階/開放感のある大きな窓付き)の場合とがあるようです。
予約時点でどちらか一方を確約できないかもしれませんが、リクエスト(希望を言うこと)だけはできる可能性もあります。
フリーダイヤル(日本語専用TEL: 0800-2220602/2018年8月現在)で、聞いてみるのもよいかもしれません。
▲クローゼットのスペースも十分あり、快適な滞在。デスクには毎日無料のミネラルウォーターが支給。
▲バスまわり。おしゃれ感はありながら、デザイン性に偏重しすぎず、使いやすかったです。
▲シャワーはバスタブ備え付けもの以外に、上部に取り付けられたもの。
1日2回(午前、夕刻)にハウスクリーニング(ベッドメイキング)が入ってくれました。
過去に宿泊したホテルの中で、メイドさんのベッドメイキングのやり方が記憶に残っているケースは少ないです。
メイドさんのベッドメイキングのやり方にその人らしさや心遣いが感じられ、旅の思い出の一つになりました。
ベッドメイキングが旅行の思い出になるって、なかなかですね!
これ以上はネタばらしのようになってしまうので、あまり詳細はかけません。
タオルは子どもが気に入って日本に持ち帰って、今でも形を崩さずに飾ってあります。
原則、ホテルの備品を持ち帰るのはNGですが、その後、特にタオルを持ち帰った件でホテルからは連絡がありません。
追記(帰国後、数か月たってからの感想)
もの心ついた小学生の生まれて初めての海外にシンガポール、そしてマリーナベイサンズを選んだことは、大成功だった、とてもよかったという思いを強くしています。
シンガポールという国際都市、多彩なカルチャーを肌で感じられたこと。そして、マリーナベイサンズのインパクト。思い出話に花が咲きます。
マリーナベイサンズのチェックインと宿泊後の感想
マリーナ・ベイサンズは約2500部屋もある超メガホテル。
「高級ホテルではあっても、対応は良くないだろう」と覚悟し、期待もしていませんでした。
大きすぎるホテルは、全体的に対応がゆきどかない傾向があります。
しかし、マリーナ・ベイサンズが大規模なホテルにも関わらず、オペレーション全体がよかったように思います。
おそらく、2011年の開業当初は、いろいろ苦情もあったはずです。
実際、オープン当初に宿泊した知人からは、そう聞いていました。
しかし今回の滞在では、よく行き届いているようにと感じられました。
その例の一つが、日本出発の2日ほど前に、ホテルからメールが届き、希望者はプレチェックインしておけるシステム。
チェックインの際、なるべく待たせないためのものです。
パスポートデータや生年月日、ホテル到着予定時刻など、チェックインに必要な情報を予めメールでホテルへ返信しておきます。
コンシェルジュにレストラン予約や観光ツアーの予約をお願いしても、一つ一つ気の利いた対応をしてくれて、花丸をあげたくなるものでした。
▲タワー1のロビーにある日本語対応デスク
日本語対応デスクは今回の到着時間(深夜1時過ぎ)では閉まっていて、利用できませんでした。
しかし日中から夕方にかけて、日本語対応しているデスクがあるのは、いざという時に心強いですね。
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