東京都西部の多摩地区、調布市と三鷹市にまたがる深大寺は東京で2番目に古いお寺。
お寺はありますが、すぐ隣に神代植物公園もあり、親子連れで楽しめる場所です。
深大寺でできること、楽しみ方、おすすめの蕎麦屋などを紹介します!
深大寺へのアクセス、行き方
調布駅から深大寺に行く方法は主に3通り。
- バス
調布駅北口のロータリーからバスに乗る:小田急バスで約10分 - 徒歩
天神通りから歩いて深大寺へ行く(途中、温泉の「湯守の里」があります):約30分 - 自転車・レンタサイクル
ベビーカーを使っている場合、バスか徒歩がおすすめです。
自分で歩けるようになった小さなお子さんがいる場合、バスがよいかもしれません。
バス
調布駅⇔深大寺(鬼太郎茶屋)間は小田急バス(時刻表)と京王バスが運行していますが、小田急バスの方が早くおすすめです。(小田急バスは深大寺まで8分、京王バスは19分)
小田急バスの場合、深大寺のバス停は路線によって「深大寺」と「深大寺入口」の2つがあります。
「深大寺」の方が深大寺の正面入口の目の前のバス停で、鬼太郎茶屋に近いです。
「深大寺入口」で降りた場合は、徒歩4~5分で鬼太郎茶屋まで行けます。
徒歩
京王線「調布駅」北口を降りたら、天神どおりを通ってひたすら北へ。
20~25分くらいで到着するでしょう。
途中、天然温泉「湯守の里」のそばを通ってゆきます。所々「深大寺方面はこちら」という案内看板が出ているのでわかりやすいです。
自転車
調布周辺に在住で自転車のある人でしたら、自転車利用もおすすめです。
自転車利用の親子連れでしたら、「調布飛行場」にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
深大寺の駐輪場は深大寺境内の西側の端にあります。
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深大寺を子連れで訪問する場合の注意点
深大寺の境内は石畳(上の写真参照)で少しベビーカーが引きづらい箇所、階段も少しだけありますが、年末年始や年に何回かある祭事を除けば問題はなく、ベビーカーで来ている親子も見かけます。
(年末年始や祭事の際は、かなり混むのでベビーカーを引くのはいつもよりは大変かもしれません)
深大寺は土日や祝日、行事の際は混み合い、平日が比較的すいています。
半日くらいしか時間がない場合、深大寺の境内に絞って時間を過ごす。
もしくは深大寺の境内をさらっと1時間くらい見たら、そのまま徒歩で神代植物公園を散歩するのもおすすめです。
特に天候がよい日の神代植物公園は素晴らしいです。
月曜日は深大寺周辺の施設の大部分が閉館日(休業日)にあたるので注意が必要です。
お隣の神代植物館も月曜が定休日(閉園日)。
また、深大寺周辺の観光施設(温泉を除く)や境内のそば屋も16~17時頃に閉店するところが多いです。
深大寺の子連れ観光:境内の散策
江戸時代の雰囲気がそのまま残っているような境内は広くはなく、東端から西端まで歩いても2~3分というサイズです。
まずはお寺の雰囲気を楽しんでみるのがおすすめ。
深大寺でのお参り
深大寺の境内には約10くらいのモニュメント( 寺宝・建造物)がありますが、必見は以下の3つ。
- 本堂
- 元三大師堂
- 釈迦堂(国宝を所蔵)
小さなお子さんにはあまり興味がないかもしれませんが、深大寺に来たら、まず本堂を訪ねて、お参りをするのが定番ですね。
元三大師堂。本堂の正面向かって左斜め前。階段を少し上がった場所です。
本堂と同様に重要建築だそうで、慈恵大師(元三大師)像が安置されています。
上の写真は国宝の白鳳仏がある釈迦堂の入口。
本堂に正面向かって左側にある小さな建物。
国宝に指定されている白鳳仏(下の写真)は、飛鳥時代(7~8世紀)に造られた仏像です。
- 拝観時間 : 09:00~ 16:00(冬季)、09:00~ 17:00(夏季 3月21日~)
- 拝観料 : 300円 高校生以下無料
- ※詳細は深大寺の公式サイト
- ※年中行事・イベント日はこちらでチェック!
鬼太郎茶屋で記念撮影とグッズ見学
「ゲゲゲの鬼太郎」生みの親、水木しげるさんは、調布で40年以上を過ごしました。
この鬼太郎茶屋には、「妖怪ショップ」「妖怪喫茶」「妖怪ギャラリー」があり、ゲゲゲの鬼太郎関連の書籍や小物などの展示や販売品が所狭しと並んでいます。
ゲゲゲの鬼太郎を見たことがない、知らない、という場合でも「なんだこれ!?不思議な世界!」っと関心を示すのではないでしょうか。
是非、記念撮影を!
店内には茶屋(カフェ)もあり、鬼太郎の世界にひたりながら、くつろぐことができます。
- 営業時間:10:00~17:00
- 定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌日に振替)
- 鬼太郎茶屋公式サイト
▲深大寺の参道入口にある鬼太郎茶屋。ありとあらゆる鬼太郎グッズが販売されています。
▲鬼太郎茶屋には、このようなレア感のある土産も売られています。
深大寺の子連れ散策:なつかしい和菓子の食べ歩き
深大寺や「そばまんじゅう」や「そば煎餅」をはじめ、懐かしい和菓子がたくさん売られています。
見ているだけでも飽きません。
子どもはたくさんのことに関心を示すので、もうこの駄菓子だけでもお腹がいっぱいになってしまうかもしれませんね。
深大寺の子連れ遊び:陶芸体験
深大寺には陶芸体験のできるお店があります。
小学生以上のお子さんと一緒の場合、良い記念になるのでおすすめです。
比較的、短時間でできますが、焼き上がったものを当日受け取る場合、最短でも1~2時間かかるとみておくとよいでしょう。
焼き上がった器を後日、受け取りに来れるなら、絵付けの時間だけなので1時間以内で十分かと思います。
陶芸体験は2つの方法(楽焼き・本焼き)
お皿や器、置物など、100種類以上の素焼きの中から、好きなものを選び、絵付け(色付け、模様描き)が終わったら、店員さんに預けてバトンタッチです。
「楽焼(らくやき)」は、でき上がっている素焼きに絵づけをした後に焼きます。
低い温度で焼くため、できあがりのつやは少なめです。
もう一つの「本焼き」はより高い温度で焼くため、らく焼きよりも硬度が高く、できあがりは艶のあるものになります。
本焼きは釉につけてからの焼き時間が長いため、当日持って帰れるのは「らく焼き」のみとなります。
店員さんがうわ薬で塗装し、その後、専用の窯で焼きます。
20分ほどで、焼きあがりますので、深大寺そばを食べている間に出来上がり。
絵付けするところからはじめて、1時間くらいあれば、時間が足りるのではないでしょうか。
よい体験、よい記念になるでしょう。
素焼きのものによって数百円から千円前後で手軽に楽しむことができます。
上の写真は色づけだけして焼き上げて家に持ち帰った「らくやき」のお皿。
こんな簡単でもOK!
食卓が楽しくなりました!!
- 営業時間 9:00~17:00(陶芸体験は16:00頃まで)
- 原則は年中無休
- 深大寺窯(陶芸体験)公式サイト
深大寺のランチ:深大寺そば
深大寺は「そば」処としても有名で、寺の境内と周辺に、26軒ほどもの蕎麦屋があります。
特に評判が高い例だと、「湧水」「玉乃屋」「一休庵」など。
ただ、20軒以上のそば屋さんが凌ぎをけずって存続していますので、深大寺のそばは、全体的にレベルが高いのが特徴です。
土日祝日は昼の時間帯は、どのお店も混んでいるところが多いです。
それぞれ店の特徴を出し美味しいですが、おすすめは「自家製粉の手打ちそば」とうたっているお店。
蕎麦屋を3軒を紹介します。
- 鈴や GoogleMAPを開く
※定番、参道の入口入って一番最初にある便利な場所、深大寺の中では少し料金が安め - 玉乃屋(たまのや) GoogleMAPを開く
※寺の入口から5~6分、本格そばでベスト3に入る人気店だが、待たずに入れることも多い 深山茶屋(みやまぢゃや) ※比較的すいている穴場(閉店)- 湧水(ゆうすい)GoogleMAPを開く
※寺の入口から2~3分の深大寺の超人気そば屋、ランチタイムは待つことが多い - その他:参道沿いの名店(青木屋、一休庵、元祖島田家、門前など)はランチタイムは混んでいることが多いですが、どこも美味しい蕎麦が楽しめるでしょう。
深大寺では、そばの実を仕入れて自家で石臼で挽いてそば粉を作る「自家製粉」を行っている店も多いです。
深大寺の観光:深大寺水車館
深大寺の境内と周辺には昔ながらの水車がいくつか残っていて、とても風情があります。
深大寺では、江戸時代からそば作りや穀物の精白など、水車は人々の暮らしに欠かせないものだったそうです。
深大寺水車館では水車の歴史、昔の農耕具や生活用品を展示されています。
場所は深大寺の境内の外。境内西端の「深沙堂参道」から徒歩1分。
そば店「水神苑」の隣。(京王バスが停まる中央参道の西50~60m)
深大寺水車館は毎週月曜日が休園日なのでご注意ください。
こちらの水車館は2つの小さな小屋に展示があり、5~10分くらいで見学できてしまう内容です。
- 開館時間:09:30~17:00(4月から10月)
09:30~16:00(11月から3月) - 入館料:無料
- 休館日:月曜日、12月29日から31日
- 調布市のサイト
深大寺を子連れで楽しむ方法 まとめ
深大寺周辺には他にも面白い場所があります。
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調布飛行場も子連れにおすすめです。