クイーンゆかりの地【ロンドン郊外編】QUEENファン聖地巡礼バイブル

映画『ボヘミアン・ラプソディ』で再び脚光をあび、ファンが増えているイギリスの伝説的ロックバンド「Queen(クイーン)」。

1960年代にクイーンが誕生し、数々の名曲や伝説が生まれたロンドンの近郊で、クイーンやメンバーゆかりのスポットを集めました。

海外のサイトや本、訪問体験談など、いくつかの情報源を整理してまとめたものですが、QUEEN関連のスポット、聖地巡り、早速ご紹介♪

フレディ・マーキュリーの聖地

フレディがザンジバルからロンドンへ来て最初に住んだ家(フェルサム)(地図❶)

フェルサム フレディ・マーキュリー 家

1964年、フレディ・マーキュリーが17才の時にザンジバル島(タンザニア)から一家でロンドンに亡命移住。

はじめて住んだアパートがこちらロンドン近郊のフェルサム(Feltham)のアパート。

今もここには住民が住んでいます。

名称:Former Freddie Mercury House (Blue Praque)

所在地:22 Gladstone Ave, Feltham TW14 9LL 地図で見る

なお、映画『ボヘミアン・ラプソディ』での家族とのシーンや少し出てくる外観の撮影は、別のロケ地。

当初、実際のこの家を撮影ロケに使用する話もあったようですが、ここはヒースロー空港の近く。

上空の飛行機の騒音が絶え間なく、断続的に入るので、ここをロケ地として使用するのは断念したとのこと。

以下の動画は“ブルー・プラーク”というフレディ一家(バルサラ家)が住んでいたことを示す銘板の除幕式の様子。

動画ではブライアン・メイが登場します。

フェルサム(Feltham)はブライアン・メイの生まれ故郷の町でもあります。

バルサラ家が住んでいた家から徒歩15分くらいのフェルサム駅の近く。

フェルサム中心部の商店街付近に、小さなフレディの追悼記念版(地面に埋め込まれたプラーク)があります。

フェルサム フレディ・マーキュリー プラーク

名称:Freddie Mercury Memorial at Feltham

場所:21 High Street, Feltham TW13 4AG

ロンドンで最初に通ったデザイン学校:アイルワース(地図❷)

フレディがロンドンへ移住し、最初に通った学校がアイルワース・ポリテクニック・スクール(Isleworth Polytechnic school)。

ポリテクニック(Polytechnic)スクールとは高校教育機関の一種で、イギリスの専門学校、職業訓練校のような学校。

フレディは1964~66年にこの学校でアートを学びました。

フレディはこの学校で芸術のAレベルを取得する有能な学生だったと言われています。

この学校に通っていた17才の頃のフレディの映像がかわいい!!

スターになってからのフレディのまんま(笑)ですが、シャイな感じも見てとれる動画です。

アイルワースの歴史を紹介するツイッターでは、当時の学校で撮影したフレディの写真が掲載されています。

フレディは右から3番目に写っています。

現在、この学校はウェスト・テムズ・カレッジ(West Thames College)という名前になっています。

名称:West Thames College(Former Isleworth Polytechnic school)

所在地:West Thames College, London Rd, Isleworth TW7 4HS 地図で見る

2番目に通ったアート・スクール:イーリング(地図❸)

アイルワース・ポリテクニック・スクールで学んだ後、フレディは イーリング・カレッジ・オブ・アート(Ealing College of Art)に入学。

1966~69年に通い、フレディ・マーキュリーが同じ学校に通うティム・スタッフェル(Tim Staffell)を通してメンバーと出会うきっかけとなりました。

ティム・スタッフェル(Tim Staffell)と言えば、クイーン(Queen)の前身バンド「スマイル(Smile」のボーカル。

映画『ボヘミアンラプソディ』でも「Doing All Right」という曲のシーンで登場する人物。

フレディはブライアン・メイやティムと音楽活動をしていたスマイル(Smile)のライブによく足を運んでいたと言われます。

ちなみにローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッドもこの学校の出身。

フレディはこの学校でグラフィック・デザインとイラストレーションの学位を修得。

フレディはアート系の学校としてイギリスでも有名なこの学校でセンスを磨いていたのかも!

1970年代に全盛期を迎えたイギリスのグラムロックと相まって、その後のクイーンのメイクや衣装といったビジュアルに生かされていったことが伺えます。

1957年当時のこの学校の様子がよくわかる動画はこちら▽▽

現在、この学校はウェスト・ロンドン大学(University of West London)という名前になっています。

名称:University of West London(Former Ealing College of Art)

所在地:St Mary’s Rd, Ealing, London W5 5RF 地図で見る

フレディ・マーキュリーが火葬された場所:ケンサル・グリーン墓地(地図❹)

フレディは他界後、遺言によってロンドン郊外のケンサル・グリーン墓地(Kensal Green Cemetery)で火葬。

しかし、その遺灰がどこに埋葬されたかについては、公にはされておらず、メアリー・オースティンだけが知っているとされています。

一時期、ロンドンのケンサル・グリーン墓地の一角に、それらしきプラーク(銘板)が掲げられていました。

それがこの映像。

この動画は2012年10月頃にアップロードされたものです。

その後、2013年の3月には、それが取り外されてしまったことが明らかになっています。

やはり、プラーク(銘板)を掲げてファンや観光客が訪れることはメアリーにとっては不本意なのか、もしくは、ほかの人に迷惑がかかるのかもしれません。

遺灰のあり処は謎のままです。

墓地についての詳細は、ミュージシャンのお墓情報をあつめたこの方のブログがとても参考になります。

名称:Kensal Green Cemetery

所在地:Harrow Rd, Kensal Green, London W10 4RA 地図で見る

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バンドの聖地

“ライヴ・エイド”が行われたウェンブリー・スタジアム(地図❺)

1985年、伝説のコンサート、ライヴエイド(LIVE AID)が行われたのがウェンブリースタジアム(Wembley Stadium)。

イギリスのスポーツ会場としても有名で「サッカーの聖地」とされている場所ですが、映画『ボヘミアンラプソディ』を観た人には、クライマックスのライヴ・エイドのシーンで、記憶に残っていることでしょう。

旧ウェンブリースタジアム

△旧ウェンブリースタジアム 出典 wikipedia©Adrian Cable

ウェンブリースタジアムでのライブエイド

△ウェンブリースタジアム(ライブエイド)出典:wikipedia©vedi sotto

その後、2002~2007年にかけて大規模な建て替えがされ、現在は1985年ライブエイド当時の面影はほとんど残っていません。

現在のウェンブリースタジアム

△現在のウェンブリースタジアム 出典 JOC

ウェンブリースタジアム

1980年代とはすっかり様子が変わってしまった新しいウェンブリースタジアムですが、スタジアム主催の内部を見学する定期ツアーがあります。

「スタジアム見学ツアー」は下記の3つの時間帯。

10:00~12:00 | 12:00~14:00 | 14:00~16:00(見学の正味は75分程度のようです)

催しの関係で中止の日もあるようなので、下記のサイトでチェックが必要です。

ウェンブリースタジアムの見学ツアーの情報やスケジュール(公式サイト)

日本語で予約できるウェンブリー・スタジアムの現地オプショナルツアー(ベルトラ) 

2019年秋以降、HISがクイーンに特化したロンドンの日本語現地オプショナルツアーも始めたようです。

HIS 2名催行「安心の日本語アシスタント同行 ボヘミアンツアー」毎週火曜・金曜:半日ツアー

公共交通利用なので、料金も安いですね。

名称:Wembley Stadium

所在地:Wembley stadium HA9 0WS London 地図を見る

リッジファーム・スタジオ-『オペラ座の夜』をセッション(地図❻)

クイーンと言えば、このリッジファーム・スタジオ(Ridge Farm Studio)なくして語れないでしょう。

アルバム『オペラ座の夜(A Night at the Opera)』のレコーディング前のセッション(リハーサル)に使われたスタジオ。

ロンドンの約60km南。ドーキング(Dorking)という町の近郊の農場エリアにあります。

クイーンのメンバーが収録の合間にテニスやビリヤード、プールサイドでリラックスしている写真で知られています。

リッジファーム・スタジオにて(クイーン)

△リッジファーム・スタジオにて(クイーン)出典:Ridge Farm Studio

リッジファーム(スタジオ)

△リッジファーム(スタジオ)出典:Ridge Farm Studio

当時のリッジ・ファームスタジオは、農場の建物を改造した母屋やスタジオ、牧草地、プール、テニスコートなどを備えた田園のリゾートのような場所。

クイーンは、1975年の半ば頃にリッジファームのスタジオでリハーサルを重ねた後、ウェールズのロックフィール・スタジオで『オペラ座の夜』の本格的なレコーディングに入りました。

下の写真はリッジファーム・スタジオで『オペラ座の夜』をリハーサルをするフレディ・マーキュリー。

(写真はクイーン・スタジオ・エクスペリエンス(スイスのモントルー)の展示物より)

リッジファーム・スタジオで『オペラ座の夜』をリハーサルをするフレディ・マーキュリー(出典:クイーン・スタジオ・エクスペリエンスの展示写真(モントルーカジノ内)/ QUEEN STUDIO EXPERIENCE in MONTREUX CASINO

その後、70年代後半から80年代にはオジ・オズボーン(Ozzy Osbourne)、オアシス(Oasis)など多くの海外ミュージシャンに愛用されました。

日本のミュージシャンでは、クイーンのファンで音楽的な影響を受けたという「THE YELLOW MONKEY」などもレコーディングで使用しています。

ジョン・ディーコン作詞の「You are my  best friend」のシングル・ジャケットもリッジファーム・スタジオで撮影されたものです。

△リッジファーム・スタジオで撮影されたジャケット(1975年)出典

リッジファームは、スタジオとしては2002年に閉鎖。

現在は、改装して、結婚式や会議場などのイベントスペースを兼ねた複合宿泊施設といます。

宿泊部屋も可能で、イギリスで盛んなファームステイ(いわゆる民泊)のような風情です。

食事は持ち込みや自炊が基本のようですが(いわゆる食事のでないアパートメントタイプの宿泊)、多い人数で長期滞在する場合、ここを利用してみるのも楽しいかもしれません。

現在のリッジファームの宿泊棟

△現在のリッジファームの宿泊棟 出典:Ridge Farm Studio

リッジファームの宿泊予約や料金は こちら

リッジファーム・スタジオの公式サイトはこちら

リッジファーム・スタジオの場所はこちら▽▽

名称:Ridge Farm Studio

所在地:Ridge Farm Studio, Rusper Road, Capel, Dorking RH5 5HG 地図を見る

ロックフィールド・スタジオ~名曲“ボヘミアンラプソディ”が生まれた場所(地図❼)

ウェールズのロックフィールド・スタジオ

ロックフィールド・スタジオ(Rockfield Studio)はロンドンから西へ約230km(車で片道約3~4時間)。

1975年頃、名曲“ボヘミアン・ラプソディ”が収録されたスタジオです。

実際には、名曲“ボヘミアン・ラプソディ”が収録には、ロンドン市内を含む6か所のスタジオが使用されていますが、映画ボヘミアンラプソディでのシーンでこちらが有名です。

イングランドとウェールズの国境近く、ウェールズのモンマス(Monmouth)という小さな町の郊外のスタジオです。

ロックフィールドスタジオ©JOAN STREET

△ロックフィールドスタジオ©JOAN STREET(出典:Photosource)

場所は片田舎にありますが、ミュージシャンのための宿泊施設も兼ね備えたスタジオ。

レコーディングに集中できる環境だったのでしょう。

イギリスのロックの最高傑作の数々がここで録音されたことでも知られています。

1973年ロックフィールド・スタジオの敷地内に4つのスタジオが設けられました。

名曲“キラークイーン”や“ボヘミアン・ラプソディ”は、その中の「クォッドラングル・スタジオ(Quadrangle studio)」で収録されたと言われます。

ロックフィールド・スタジオの公式サイトはこちら

名称:Rockfield Studio

所在地:Amberley Court, Rockfield Rd, Monmouth NP25 5ST 地図で見る

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映画『ボヘミアンラプソディ』のロケ地

映画の中で“ボヘミアンラプソディ”をレコーディングした場所(地図❽)

ストッカーズ農場©JOAN-STREET(Photo source)

ストッカーズ農場©JOAN-STREET(出典:Photo source)

映画で『ボヘミアンラプソディ』のレコーディング・シーンを撮影したロケ地は、本物のロックフィールド・スタジオではなく、ロンドン郊外の農場の納屋。

メンバーが何度も「ガリレオ!」と叫び、ブライアン・メイのギターソロを収録したシーンです。

実際のレコーディングはウェールズのロックフィールド・スタジオ、ロンドン南部のリッジファームスタジオですが、映画では物語をわかりやすくするため、1か所にしたと言われています。

そのロケ地が、ロンドン中心部から約40km北西、リックマンズワース(Rickmansworth)のストッカーズ農場(Stockers Farm)。

映画ではこの農場にある築200年の古い納屋の内部を改装。

実際のロックフィールドスタジオをもとに再現して撮影をしたようです。

その他のボラプのロケ地はこちらの記事「映画・ボヘミアン・ラプソディのロケ地、関連スポット」にまとめました。

名称:Stockers Farm, Rickmansworth

所在地:Stocker’s Farm, Rickmansworth WD3 1NZ イギリス 地図で見る

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聖地を訪ねるための情報収集

クイーンをもっと知るためのお勧め本、DVD

筆者が読んで役に立った本をご紹介。

フレディを長く取材し続けた記者による伝記の日本語訳。第三者視点で客観的に書かれ、内容は幅広く登場人物も多岐にわたる。もう少し字が大きかったらよいが、これだけ多くの情報量を詰め込んでいるので仕方がないか・・・

あのジム・ハットン(フレディの最後の恋人)による手記の日本語訳。近い人間だからこそ知りえる情報や恋人視点の内容に臨場感が感じられて読み応えがある。

さすが公式ガイドブック。内容も充実し、何よりも情報の信憑性が高い。クイーン・ヒストリーを正確に網羅している。写真がいい。掘り出もの的な情報も。

最近(2019年)出た歌詞に関する本。『クイーン詩集 完全版(QUEEN THE COMPLETE LYRICS)』との違いは、著者視点の踏み込んだ解釈をやわらかい言葉で説明していること。クイーンの歌詞への新しい視点が得られて面白い。

2011年にイギリスのBBCで放送されたドキュメンタリー番組に日本語字幕を付けたDVD。ボリュームたっぷりの充実した内容。「通常盤(1枚)」とボーナストラックの付いた2枚組の「スペシャルエディション」がありますが、「スペシャルエディション」の方がおすすめです。

DISC1(約120分)は、クイーンの本人たちや関係者のインタビューを中心に、過去の映像を織り交ぜてクイーンの歴史全体がわかるダイジェスト的な内容。DISC2は「ADDITIONAL SEQUENCES(60分)」「BONUS INTERVIEW(20分)」「ADDITIONAL BONUS FEATURE(46分)」の3セクションに分かれています。クイーンと日本の関わりなど、BBCが放映しなかった部分を含めた収録のノーカット版です。

クイーンゆかりの地、聖地巡礼の関連情報

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